“映画に命を宿す”シアターが関東初上陸!「Dolby Cinema」にいち早く潜入
さいたま市大宮区にあるMOVIXさいたまに、最先端の映像技術と立体音響技術を採用したシアター「Dolby Cinema」が4月26日(金)にオープンするのに先がけて24日、マスコミ向けの先行内覧会が開催。ドルビージャパン株式会社代表取締役社長・大沢幸弘氏が、関東エリア初上陸を果たす「Dolby Cinema」の特徴や魅力について語った。
「Dolby Cinema」の特徴は大きく3つ。まずは最先端の光学・映像処理技術を採用したDolby Visionプロジェクションシステムによって実現される、鮮明な色彩と幅広いコントラスト。従来の上映と比較すると2倍の輝度と500倍のコントラスト比を可能にし、黒をより黒く、まるで肉眼でとらえるかのようなリアルな映像をスクリーンに映し出す。
そして、すでに日本国内でもいくつかの劇場に導入されている立体音響技術Dolby Atmosによって繰り出される、3次元的な表現を可能にしたリアルでナチュラルなシネマ音響システム。さらに可能な限り無駄を排し映画に集中できるように設計されたシアターデザイン。これらが一体となって作りだされる空間の中で、まるで映画の世界に入り込んでしまうかのような劇的なシネマ体験を味わうことができる。
大沢社長は「世界最高水準の映画館のオープンです」と笑顔を見せ「ドルビーでは、人々が日常から離れて感動の時間を体験し、その感覚にずっと浸りつづけていられるような空間を目指し、日々技術革新を続けています」と語る。そして「アートとサイエンス。それらを融合して、感動的な時間と空間を創造します。映画に命を宿し、究極のシネマ体験をお届けしていきます」と述べた。
現在北米からヨーロッパ、中国など世界中で400以上の劇場に導入済み、もしくは導入予定となっているなど拡大を続けている「Dolby Cinema」。昨年11月23日に福岡県のTジョイ博多に日本初上陸を果たし、すでに多くの映画ファンを虜に。今回導入されるMOVIXさいたまを運営する株式会社松竹マルチプレックスシアターズの代表取締役社長・熊谷浩二氏は「今後さまざまな作品を届け、さらに多くのお客様にご来場いただき盛り上げていきたい」と意気込みを語る。今年の秋には同社が運営する東京・有楽町の丸の内ピカデリーにも導入される予定となっている。
また、Dolby VisionとDolby Atmosの両方を採用した作品も世界各国で増えつづけており、先日行われた第91回アカデミー賞の作品賞候補作8作品のうち5作品で採用されている。オープニング作品として上映される『アベンジャーズ/エンドゲーム』(4月26日公開)を皮切りに、今後『名探偵ピカチュウ』(5月3日公開)や日本映画初の「Dolby Cinema」作品となる『轢き逃げ 最高の最悪な日』(5月10日公開)など注目作が上映予定。是非とも一度さいたまに足を運び、この上ない没入感の中で映画を堪能してみてはいかがだろうか。
取材・文/久保田 和馬