「いままでにないくらいの集中力」永瀬廉&神宮寺勇太、互いの演技を称え合う!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
「いままでにないくらいの集中力」永瀬廉&神宮寺勇太、互いの演技を称え合う!

インタビュー

「いままでにないくらいの集中力」永瀬廉&神宮寺勇太、互いの演技を称え合う!

累計発行部数110万部を超える高里椎奈の人気シリーズを実写映画化した『うちの執事が言うことには』が5月17日から公開中だ。本作の注目は、なんといってもいまを時めく人気グループKing & Princeの永瀬廉が映画初主演を務め、同じグループに所属する神宮寺勇太が映画初出演を果たしたこと。2人に撮影時の思い出やメンバーと共演した印象、そして本作のミステリーとしての魅力について聞いた。

King & Princeの永瀬廉と神宮寺勇太がスクリーンで共演!
King & Princeの永瀬廉と神宮寺勇太がスクリーンで共演![c]2019「うちの執事が言うことには」製作委員会

本作は名家の若き当主が、新執事と共にふりかかる難事件に立ち向かっていく姿を描いたミステリー。日本が誇る名門、烏丸家の27代当主となった花穎(永瀬)は、頭脳明晰で色彩に関して特別な能力を備えている。突然引退を宣言した先代当主の父に同行した老執事に代わり新執事となった衣更月蒼馬(清原翔)と、不本意ながらも主従関係を結ぶ羽目になった花穎は、ある時招待されたパーティで事件に巻き込まれる。それから彼のまわりでは、次々と不可解な出来事が起こり始めることに。

「最初にお話をいただいた時は驚きが大きくて…。ちょうどテレビ番組のリハーサルの間だったんですけど全然頭に入ってこなかったです。次の日になって、ようやく飲み込めました」と永瀬は本作に抜擢されたときの心情を振り返る。2014年に公開された『忍ジャニ参上!未来への戦い』以来5年ぶりの映画出演となった永瀬は「メインの役柄で映画に出演するのは初めてだったのですごく緊張していましたが、やれることはやって、共演者やスタッフの皆さんに迷惑をかけないように撮影に臨もうと思いました」と明かす。

名門・烏丸家の若き当主となった花穎を演じた永瀬廉は、本作で映画初主演
名門・烏丸家の若き当主となった花穎を演じた永瀬廉は、本作で映画初主演[c]2019「うちの執事が言うことには」製作委員会

一方で神宮寺も、永瀬と同じタイミングで出演を聞かされたそうで「僕も正直なところすぐには実感が湧かなかったです。『ああ、映画に出られるんだ』って感じで(笑)」と初めての映画出演に驚きを隠しきれなかった様子。「そのあとにすぐ原作を読んで、これは難しい役だぞ、と頭をひねりました」。

劇中で永瀬は大財閥の新当主となる花穎を、神宮寺は花穎に近付くミステリアスな若き企業家の赤目刻弥役を演じる。2人は多くのシーンで共演しており、なかでも花穎の屋敷の応接室でのやり取りは目を引くものがある。「このシーンの撮影は、いままでにないくらいの集中力で臨みました。考えながら役を作っている神宮寺の姿はとても新鮮に見えて、僕自身もそれに引っ張られました」と語る永瀬。神宮寺も「いつも同じグループで近くで見ているので、最初はどうなるかなと思っていたんですが、実際にロケ場所に行って衣裳を着てみると、もういつもの廉としては見られなかったです」と明かす。「僕も廉も、完全に役に入っていました」。

若き企業家の赤目刻弥を演じた神宮寺勇太は本作でスクリーンデビュー!
若き企業家の赤目刻弥を演じた神宮寺勇太は本作でスクリーンデビュー![c]2019「うちの執事が言うことには」製作委員会

すっかり俳優としての顔を備えた2人に、お気に入りのミステリー作品を訊いてみると、口を揃えて「やっぱり『名探偵コナン』ですね」と回答。「僕にとってミステリー作品の魅力は伏線回収のスッキリ感ですね。少しのパズルのかけらが散りばめられていて、それが最後につながった瞬間のスッキリ感がたまらないんです」と熱弁する神宮寺。本作でも様々な“パズルのかけら”が散りばめられ、綺麗につながるクライマックスが待ち受けているが、「自分が演じる側だったから、初めてスッキリしなかったかもしれません(笑)」。

また永瀬は、事務所の先輩である嵐の相葉雅紀が主演したテレビドラマ「貴族探偵」も挙げ、本作の役作りの参考にしていたことを明かす。「相葉くんが演じた役と僕が演じた花穎はキャラもしゃべり方も違いますけど、ミステリー作品で“貴族”という共通点がある。相葉くんが役のポジションや、上流であることを理解して演じている姿を見たら、僕もしっかりキャラを伝えていかなければ、と思いました」。

【写真を見る】永瀬と神宮寺が役に入りきった演技バトル!応接室でのやり取りは見応え充分
【写真を見る】永瀬と神宮寺が役に入りきった演技バトル!応接室でのやり取りは見応え充分[c]2019「うちの執事が言うことには」製作委員会

そして「今回の作品で演技する楽しさに気付けて、毎日一つ一つがとても新鮮に感じました。もっといろんな経験をしてみたい」と目を輝かせながら「アクションとかもやってみたいですね〜」と語る永瀬。神宮寺も「難しい役どころだったので、自信になりました。この映画に出たことで、お芝居への気持ちも変わったと感じているので、どんな役でもどんな立場でもやってみたい」と今後の俳優活動への意気込みをあらわに。永瀬は現在放送中のテレビドラマ「俺のスカート、どこ行った?」に出演しており、また2人が所属するKing & Princeは本作の主題歌「君に ありがとう」も収録された待望のファーストアルバム「King & Prince」が6月19日(水)にリリースされるなど、勢いは止まる所を知らない。2人の活躍から、ますます目が離せなくなりそうだ。

取材・文/久保田 和馬

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