岡田准一、『ザ・ファブル』現場に入った途端バスローブ「作品のために脱ぎました」
岡田准一主演映画『ザ・ファブル』(6月21公開)の完成披露試写会が、5月13日に新宿ピカデリーで開催。岡田准一、木村文乃、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥、向井理、 安田顕、佐藤浩市、木村了、江口カン監督が舞台挨拶に登壇した。
岡田は本作のオファーについて「現代もののアクションがやれる機会はもともと少なくて。今回、そういう機会を久しぶりにいただけてうれしかったです」と笑顔を見せた。
岡田が演じるのは、裏社会の殺し屋ファブル。ある日、ボス(佐藤浩市)から「1年間大阪に移住し、その間は誰も殺さず一般人として平和に暮らせ」と指示されたファブルは、“佐藤明”という名前で、暴力団「真黒組」の庇護の下、一般人として生活し始める。
ファブルは家では裸で過ごすという設定のため「セクシーなシーンが多かったですね」とMCから振られた岡田。「セクシーかな?脱いでるところですよね。原作がそういう裸のシーンなので。やらなかったらやらなかったで『あいつ、やらねえな』という空気になる。作品のためにやると決めたから脱ぎました。現場に入った途端、バスローブでした」と苦笑い。
「初めての経験でした。昔、1作、そういうのをやったことはあるんですが。『岡田さん、入ります』と言われたら、バスローブで入るという。今回もそういうのが多くて。ドアミラーで隠したりしました」。
安田も「あったあった。僕(の役)は対峙することが多かったんですが、対峙する身にもなってみろと」と苦笑い。岡田も「原作は裸族で、裸だからやらざるを得ないですね」と笑った。
山本は、岡田の印象を聞かれ「優しいです」と語り「岡田さんは、静かにしてても『この人の前では間違えても大丈夫』と思えました。だから、全力でぶつかろうとしました」と感謝する。
岡田は、山本について「監督がカットをかけないことが多くて。変顔をしてるシーンがあるんですが」と、木村が山本の顔を引っ張り、変顔をさせるシーンについてコメント。
木村も「私はこのきれいな顔をいつまでいじくればいいんだろう?と思いました」とうなずくと、江口監督は「おもしろすぎて、カットをかけるのがもったいなかったです」とうれしそうに語った。
山崎 伸子