井浦新らの参戦が決定!映画版『宮本から君へ』伝説の決闘シーンの相手は…?
『町田くんの世界』(6月7日公開)や『よこがお』(7月26日公開)など、話題作への出演が相次ぐ池松壮亮が熱血営業マンの宮本浩を演じ、昨年春に深夜枠ながら大きな話題を集めたテレビドラマの映画版『宮本から君へ』(秋公開)。このたび本作の新キャストが一挙に発表された。
昨年映画化もされた「愛しのアイリーン」などで知られる漫画家、新井英樹の同名コミックを原作にした本作は、原作の後半をベースに主人公の宮本浩とヒロインの中野靖子の前に立ちはだかる“究極の愛の試練”が描き出されていく。靖子役を演じるのは昨年秋に公開された『斬、』(18)につづいて池松との共演となる蒼井優。また、ドラマ版から引きつづき柄本時生や星田英利、古舘寛治、松山ケンイチらが脇を固める。
そしてこのたび新たに、宮本と靖子の関係をつなぐ重要なキャラクターである風間裕二役として井浦新の参戦が決定。日本映画界屈指の演技派俳優として知られ、今年2本の主演作が控えている井浦が演じる裕二は、どうしようもない遊び人で靖子の心に棲みつく元恋人。奔放に振る舞いながらも、宮本と靖子の距離を近付けていく重要な役割を担うことに。
井浦は本作への出演について「この作品が放つ生命感あふれる熱量に吹き飛ばされまいと、全身全霊で現場にしがみついていた」と振り返り「暑苦しいほどのエネルギーを生み出している池松くんと蒼井さんのぶつかり合いは、まさに鬼神のごとく、その凄まじさを余すところなく味わえたことが大きな喜びでした。始まりから終わりまで全編がクライマックスに漲っていた。なんてべらぼうな映画だ」とコメント。
また今回の映画化にあたり大きな注目を集めている、原作の伝説的シーンのひとつである高層マンションの階段での決闘シーン。そのシーンで宮本の相手となる怪物、真淵拓馬役には『キングダム』(公開中)や「HiGH&LOW」シリーズなどに出演する元格闘家の一ノ瀬ワタルが決定。他にも真淵拓馬の父で宮本の得意先の部長である真淵敬三役にはピエール瀧、その親友である大野平八郎役には原作の大ファンだという佐藤二朗が演じる。
「ついに実写化の舵が切られ、かなり手強いこの原作をどうやったら映画にできるか真剣に向き合いました」と語る真利子哲也監督が「この映画の顔ぶれに微塵も悔いはありません」と強い自信をのぞかせる豪華なキャスティング。彼らのアンサンブルによって導き出される本作に、期待は高まるばかりだ!
文/久保田 和馬