中村倫也、ウィル・スミスと即興ダンス!A・メンケン、山寺宏一…数々の“奇跡コラボ”に1000人が熱狂
ディズニーの名作アニメーションを実写化した『アラジン』(6月7日公開)のマジック・カーペットイベントが5月16日に恵比寿ガーデンプレイス広場で開催され、ランプの魔人ジーニーを演じたウィル・スミス、作曲家のアラン・メンケン、日本語吹替えを担当する中村倫也(アラジン役)、山寺宏一(ジーニー役)、木下晴香(ジャスミン役)、北村一輝(ジャファー役)が出席。アランが「アラジン・スペシャルメドレー」をピアノで弾き始めると、ウィルが生歌で参戦。さらには中村もウィルとダンスを踊り始めるなど、予定にはなかった数々の即興コラボで約1000人が集まった会場がお祭り騒ぎとなった。
名曲「ホール・ニュー・ワールド」を生みだしたことでも知られる本作は、人生を変えたいと願う貧しい青年アラジンと自由に憧れる王女ジャスミンの身分違いのロマンスと、願いを叶える魔法のランプを巡る冒険を描くエンタテインメント大作。この日は、アランがステージで弾き語りを披露。ここまでは予定されていた演出だが、ジーニーの曲「フレンド・ライク・ミー」を弾き始めると、急遽そこにウィルがラップで加わり、楽しそうに歌い始めた。会場も大盛り上がりとなるなか、中村がステージに上がりウィルと仲よくステップ。ハグを交わして、息ぴったりの様子を見せるなど、登壇者陣のサービス精神旺盛な姿に観客の熱気も加速しっぱなしだった。
約1年半ぶり15回目の来日を果たしたウィルは「本当にいま、興奮しているよ!」とファンに挨拶。「さっき急に参加することになったんだ。びっくりしているよ」と言うと、アランも「本当にさっき思いついて」とニッコリ。中村は「日本のファンのためにこれだけしてくれるアランとウィルは、みんなにとって“最高の友だち”と言っていいんじゃないでしょうか」と語りかけ、大きな歓声を浴びていた。
ジーニーの日本版の声を演じる山寺は「ジーニーでーす!」と高らかに声を上げ、これにはウィルも大爆笑。山寺も「最高でした!」と演奏に感動していたが、アランとウィルが「一緒に歌おう」と山寺を誘って、またまたコラボが始まる場面も。ウィルは「違う言語で声をやっていただいた方にお会いできるのは珍しいこと。お会いできて最高。2人の共通点はハンサムということだね」と山寺との出会いに、大きな笑顔を弾けさせていた。
サプライズにあふれたイベントとなり、中村も「恵比寿がこんなにはしゃいだ夜はないんじゃないですか。楽しかったね!みんな大満足」と興奮気味で、ウィルは「『アラジン』の中心にはマジックがある。人々を幸せにできる魔法があるんだ」とファンに語りかけるなど、“最強のエンターテーナー”の存在感を大いに発揮していた。
取材・文/成田 おり枝