チームワーク抜群!King & Prince永瀬廉、神宮寺勇太からの賛辞に「照れますね…」
個性豊かな登場人物たちが織りなす独特な世界観で圧倒的な支持を集め、シリーズ化やコミックス化もされた高里椎奈の同名ミステリー小説を実写映画化した『うちの執事が言うことには』(公開中)の公開記念舞台挨拶が18日に丸の内TOEI1で行われ、本作で映画初主演を務めたKing & Princeの永瀬廉を筆頭に清原翔、King & Princeの神宮寺勇太、優希美青、神尾楓珠、久万真路監督が登壇した。
本作は平安時代からつづく名門・烏丸家の御曹司である花穎が留学先の英国から帰ってきた朝に、仏頂面の見知らぬ青年、衣更月蒼馬と出会うところから幕を開ける。突然引退した父に代わって27代当主として任命され、不本意ながら新執事の衣更月と主従関係を結ぶことになった花穎。そんなある日、招待されたパーティ会場で事件に巻き込まれた花穎。その日を境に烏丸家の周囲で次々と不可解な出来事が起こり始める。
ちょうど1年前の5月17日にクランクインした本作に永瀬は「まだ1年しか経ってないですけど、自分のアルバムを見ている感じ。楽しい気分になって、その時の想い出が蘇ります」としんみり。そして初めて主演を務めた感想を訊かれると「スタッフさんや共演者のみなさんに助けられながらやってきたので、人間のあたたかさを感じました」と笑顔で述懐。さらに公開に向けて様々な番組や雑誌に取材を受けたことについても「それだけ注目していただいているんだなってプレッシャーもあったんですが、楽しくてあっという間でした」と振り返った。
そんな永瀬について、衣更月を演じた清原が「永瀬廉自体が人を巻き込む力を持っている。だからこそ花穎ができたのかなと思います」と力強く賛辞を送ると、嬉しそうな永瀬は清原にもう一度「人を巻き込む力を持っている」と言ってもらってしたり顔。そして花穎に近づくミステリアスな企業家の赤目刻弥を演じスクリーンデビューを飾った神宮寺からも「廉が楽屋に入ると華やかな雰囲気になる。それが自然に出てるところがすごいなと思いました」と脱帽のコメントが寄せられると「シンプルに照れますね…」とはにかんだ笑顔を見せた。
その後キャスト陣は、それぞれ作品の見どころとなるシーンを絵に書いて発表。神宮寺は「いろんな表情の僕を見てほしい」と語りながら、5つの顔が書かれた絵を掲げ「全部僕です」と言うと、すかさず永瀬は「“全”宮司なん!?」と持ち前のユーモアセンスで会場の笑いを誘う。「泣いているのと笑顔、含み笑い、考えてる時の顔にぼーっとしてる時の顔」と説明する神宮寺に「ちゃんと(劇中に)5通りあるのね?」と永瀬が訊くと「あると思います」と自身たっぷり。
2人の見事なコンビネーションは終始会場を沸かし続け、終盤には挨拶のためにマイクを取った永瀬が突然「お色直しを…」と言い出し、劇場で販売されている本作のグッズを2人で次から次へと取り出し宣伝する一幕も。そして永瀬は「1年の時を経てようやく公開されました。この映画は本当に何回も観ていただきたい要素があったり、いろんな着眼点から観られる作品になっています。この映画を観て日本全国があたたかい気持ちになってくれればと思っています」と呼びかけた。
取材・文/久保田 和馬