オスカー受賞作から、あの名監督の初期の短編まで!「SSFF & ASIA 2019」のココが見どころ
米国アカデミー賞公認の“ショートフィルムの祭典”「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2019 (SSFF & ASIA 2019)」が、5月29日(水)〜6月16日(日)にかけて開催される。世界中の短編映画が集結するこの映画祭の、今年の見どころをチェックしていきたい!
20周年の節目を終え、21年目という新たなスタートを切る「SSFF & ASIA 2019」。テーマを、映画・映像の普遍的な力や映画祭が発信していく多様性を表現し「Cinematic Attitude」とする今年は、世界130の国と地域から集まったおよそ10,000本の中から、選りすぐりの約200作品を上映する。
今年から合計4作品が推薦できるようになり、翌年のアカデミー賞へとつながる、オフィシャルコンペティション、ノンフィクション部門のほか、CGアニメーション部門など、10部門以上にわたる多様なジャンルでショートフィルムを上映。25歳以下の国内監督による5分以下の作品を集めた「U-25プロジェクト supported by 日本セーフティー」や世界の女性監督を特集する「Ladies for Cinema Project」などの部門も新たに設けられる。
中でも注目は特別上映の作品たち。とあるささやかな出来事が、ギャングたちの抗争へと発展してしまう、短編実写部門でオスカーを受賞した『スキン』(18)や、離婚した両親の間を行ったり来たりする小さな男の子の心情を描く短編アニメーション賞ノミネートの『週末に』(17)など、日本初公開となる第91回アカデミー賞関連作が並ぶ。
また『ROMA/ローマ』(18)のアルフォンソ・キュアロン監督による初期作で、周りの世界から孤立して暮らす男を追った『カルテット・フォー・ジ・エンド・オブ・タイム』(83)や、『アラジン』(6月7日公開)にも出演するナオミ・スコット主演の『ハロー、アゲイン』(14)、ギャスパー・ウリエル出演のフランス産コメディ『試練』(17)など、世界の名俳優が出演するものも集結する。
その他、山下敦弘監督によるセミナーなどイベントも実施される「SSFF & ASIA 2019」。会場に行くには勇気がいるという人は、オンラインスクリーニングもやっているので、まずは気軽にそちらをチェックして、ショートフィルムの世界に足を踏み入れてみてはいかがだろうか?
文/トライワークス
日程:5月29日(水)〜6月16日(日)
会場:表参道ヒルズ スペース オー、アンダーズ 東京 Andaz Studio、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ、シダックスカルチャーホール ほか ※開催期間は各会場によって異なる
料金:無料上映 ※一部、有料イベントあり
URL:https://www.shortshorts.org/2019/