憎しみ合う姉弟の下す決断とは…話題のWOWOWドラマ「悪党」、第3話のあらすじは?
オリジナルという強みを活かし、骨太で見ごたえのあるドラマを数多く生みだしてきたWOWOW。その最新作で、瀬々敬久監督が薬丸岳の小説を映像化した「連続ドラマW 悪党 ~加害者追跡調査~」が、現在放送されている。物語が一気に加速した第2話と、第3話のあらすじを振り返ってみよう。
第2話では、幼い頃に母親(山口紗弥加)のネグレクトにより、弟を亡くした青年の早見(寛一郎)から、母の居場所を見つけてほしいという依頼を受けた探偵の佐伯(東出昌大)。新たな命を宿し、再スタートを切っていた彼女の現在に、早見が下す決断を見守ることに。一方で、自らの姉を殺し、ラーメン店の店主として社会復帰していた田所(三浦誠己)の調査も開始し、彼が執心するキャバクラ嬢のはるか(新川優愛)に近づいていく。
第3話では、木暮(松重豊)を所長とするホープ探偵事務所に、新たな依頼が舞い込む。それはかつてひったくりにより、女性を殺し、家族をどん底に落とした息子の文彦(中島歩)に一目会いたいという、末期癌の母の願いを叶えようとする文彦の姉・弥生(篠原ゆき子)からのものだった。
人殺しの弟をおぞましく思う弥生と、自分を見捨てた姉を恨む文彦。事件によって憎しみ合うまでに引き割かれてしまった姉弟の仲に、自身の境遇を重ねてしまった佐伯は、己の過去にも決着をつけるため、はるかに素性を明かし、本格的に調査に協力してもらうことに。そして田所を監視していたところ、思わぬ人物にたどり着くことになる。
新たな依頼と呼応する形で同時進行的に動き出していく佐伯の過去。次回はどんな展開が訪れることになるのだろうか?
文/トライワークス
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