『ピカチュウ』との共通点も多数な『ゴジラ』が咆哮!圧倒的な首位スタート
6月最初の週末となった1・2日の動員ランキングは、“モンスターバース”第3弾の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が制した。
ハリウッド版『ゴジラ』が『シン・ゴジラ』超えの好発進!
2週連続首位の『コンフィデンスマンJP』を上回り、初登場で堂々の1位を獲得した『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は、土日2日間で動員47万9000人、興収6億7700万円を記録。初日から3日間の累計では動員64万2000人、興収9億1900万円をあげており、最終興収32億円をあげた前作『GODZILLA ゴジラ』(14)の興収比134.3%、最終興収82.5億円をあげた『シン・ゴジラ』(16)の興収比108.4%という好スタートを切っている。
1954年に日本で“誕生”して以来30作以上が製作され、シリーズ累計動員数が日本国内だけで1億人を突破している国民的コンテンツゆえに、ファンからの評価も気になる作品だが、「渡辺謙に日本語の“ゴジラ”って発音をさせているのがリスペクトを感じた」「それぞれの怪獣の立ち位置があり、怪獣への理解を感じた」など、ゴジラへの“愛”という部分を評価する意見がSNS上には散見していた。
また作品への愛という点で同じく高い評価を受け、日本発のコンテンツをレジェンダリー・ピクチャーズが製作したモンスターもので、さらには渡辺謙が出演しているという多くの共通点を持つ『名探偵ピカチュウ』は、5位にランクインし、累計で動員185万人、興収26億円を記録。『ゴジラ』とハシゴしたという人も多いようだが、相乗公開効果で、さらに両作とも成績を伸ばすことになるのだろうか。
累計興収50億越えのロングラン作が未だ強さを発揮!
そのほか、初登場作品は土日2日間で動員11万2000人、興収1億4300万円をあげ4位に入った、東野圭吾原作の『パラレルワールド・ラブストーリー』のみと、既存作の強さが目立った今回のランキング。累計では、6位の『キングダム』が動員388万人、興収51億円を、8位の『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』が動員688万人、興収87億円を、9位の『アベンジャーズ/エンドゲーム』が動員394万人、興収57億円を突破するなど、公開から1か月以上経過しているロングラン作品が相変わらずの強さを発揮している。
『名探偵コナン』は5月30日に応援上映が実施されたりと、シリーズ記録更新へ向け、さまざまな催しを実施。新たに7月4〜7日にかけてMOVIX三好にて開催される「爆音映画祭」での上映も決定している。
世界興収記録も楽しみな『アベンジャーズ』など、様々な記録に期待がかかるこれらの作品。どこまで成績を伸ばしていくのか、来週以降も注目だ。
文/トライワークス
1位 ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
2位 コンフィデンスマンJP
3位 空母いぶき
4位 パラレルワールド・ラブストーリー
5位 名探偵ピカチュウ
6位 キングダム
7位 貞子
8位 名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)
9位 アベンジャーズ/エンドゲーム
10位 プロメア
※興行通信社調べ