ナタリー・ポートマン主演『ブラック・スワン』がゴールデングローブ賞で主要4部門にノミネート
2011年4月GWに日本公開が決定した、ダーレン・アロノフスキー監督最新作『ブラック・スワン』が、第68回ゴールデングローブ賞において、作品賞・監督賞(ダーレン・アロノフスキー)・主演女優賞(ナタリー・ポートマン)・助演女優賞(ミラ・クニス)の4部門にノミネートされ、監督のダーレン・アロノフスキーと主演のナタリー・ポートマンから喜びのコメントが届いた。
ダーレン・アロノフスキー監督は、「このような素晴らしい栄誉をいただき、HFPA(ハリウッド外国人映画記者協会)にはとても感謝しています。このノミネーションの威厳によって『ブラック・スワン』のようなインデペンデント映画が注目を集め、これからのインデペンデント映画作品の発展につながると信じております。さらにナタリーやミラ、毎日爪がなくなるまでにこの映画に魂を注ぎ込み、演じてくれた女優たちにとても感動しております」とコメントした。ナタリー・ポートマンは、「HFPA審査員の方からのノミネーション、そして私が尊敬を抱く素晴らしい女優陣の中の1人に選んでくださったことを大変光栄に思います。ダーレン・アロノフスキー監督や素晴らしいスタッフと現場を供にしたことは、女優としてのキャリアを満たしてくれた。そして、皆様の評価は、この映画に関わった人間としてどれだけ素晴らしく名誉なことだということを再認識させてくれました」と語った。
全米での公開状況も、2週目となる12月10日からは90スクリーンに拡大公開され、3日間で330万ドルの興行成績を上げている。わずか90スクリーンにも関わらず、なみいる大作を押しのけての6位ランキングは立派だ。今週末からは全米各都市に拡大されることも決定し、アカデミー賞を前に話題も沸騰中。このヒットの余波は今後、全世界に波及することになるだろう。
アカデミー賞前哨戦ともいわれるゴールデングローブ賞で主要賞にノミネートされたほか、主要映画賞のノミネートと受賞が続いている。なかでもナタリー・ポートマンの熱演は高い評価を得ており、今後の本格的な賞レースを前に、全米での大ヒットスタートも加わり、さらなる加速がついたことは間違いない。早くも4月GWの日本公開が待たれる本作に注目が高まる。【Movie Walker】