長澤まさみがサプライズ登壇!『コンフィデンスマンJP』映画第2弾製作が発表
5月17日に封切られ、週末動員ランキングで2週連続ナンバーワンを獲得。すでに観客動員150万人・興行収入19億円を突破した『コンフィデンスマンJP』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が6日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、東出昌大と小日向文世、小手伸也、田中亮監督の4人が登壇。欠席の予定だった長澤まさみが仕掛けたサプライズの数々に、会場は何度も大きな驚きに包まれた。
昨年の4月期にフジテレビ系列の「月9」枠で放送され大きな話題を博したテレビドラマの劇場版となる本作。百戦錬磨の信用詐欺師(=コンフィデンスマン)のダー子とボクちゃんとリチャードの3人は、“氷姫”の異名を持つ香港マフィアの女帝ラン・リウが持つ伝説のパープルダイヤをねらって香港へ。そこへ天才詐欺師のジェシーや以前ダー子たちに騙された恨みを持つヤクザの赤星らをまじえ、史上最大のコンゲームを予測不可能な展開へと転がっていく…。
長澤が欠席ということで、等身大パネルを抱えて登壇した東出。さらに舞台挨拶の始まりと同時に長澤からのビデオメッセージも上映。主演の欠席に、東出と小日向は寂しそうな表情を浮かべた。すると「長澤さんがいたら言いたいことがあった」と明かす小手は「映画の番宣で僕の距離感が近すぎて気持ち悪いって言っていて、ネットニュースで拡散されてガチでお叱りのツイートを見かけたんです」と語ると「だから今日来てないんだね!」とあっけらかんとした笑顔で返す小日向。
さらに突然「なんかこの映画の裏話ありましたっけ?」と台本にない進行を始める東出に、すぐさま小日向から「汗っかきな小手くんが色っぽいとか」など、すっかりおなじみの“小手いじり”が今日も全開。大ヒットの反響を受けて東出が近所の中学生から「観てきました!」と初日に言われたエピソードを明かすと、小手も負けじと「お芝居を観に行った時に、お客さんに囲まれて写真をお願いしますって言われました」と満足そうに語り「距離感大丈夫でした?」や「芸能人!」と囃し立てられる一幕も。
そんなトークの真っ最中に突然長澤からサプライズで電話が。別の撮影の空き時間だという長澤に「都内?都内だったら来れるじゃん」と小日向が言うと「聞こえづらいので一気に喋るのやめてもらえます?」と返す長澤。東出が一問一答を提案し、何を聞こうかと4人が考えている途中で突然会場の空気が一変。観客たちの視線がステージ横の出入口に集中。なんと、来れないはずの長澤が会場に姿を現したのだ。
なにも聞かされていなかった4人は「なんだよこれ!」「マジで!?」「騙された!」と大騒ぎ。「騙しちゃった、すいません遅れましたー」と飄々と舞台に上がってくる長澤は「来れないはずだったんですけど、来れることになって。だったらみんなを騙そうってなりまして」としたり顔。そして「言わなきゃいけないことがあって来ました!」と語る長澤に、すぐさま小日向は「まさか結婚するんじゃないよね!?」と笑いを誘う。
そして長澤の口から発表された『コンフィデンスマンJP』の映画第2弾製作の決定。「この作品に満足してくれてる方がたくさんいるんだと感じていたので、とても嬉しいです。頑張ってみんなでまた撮影したいなと思います」と喜びを語る長澤に対し、東出は「スケジュールどうなってんだろ…」と気にしながら田中監督に脚本の進み具合を確認。現在シナリオ制作中であることを聞かされると「五十嵐出ないんでしたっけ?」とすっとぼけ、田中監督も「五十嵐って誰だっけ?」と乗っかり“小手いじり”が再開。「散々僕のことをそうやって。出してくださいよ!」と不平を漏らす小手に、長澤も「何役で?」と応戦した。
第2弾決定に小日向は「初日に興行成績が良ければ、って話が現実になってうれしいです。これっきりでおしまいかと思ってたらまたこのメンバーで会えるからうれしい」と満面の笑みで語り、小手も「僕もまた五十嵐として、末長くこのキャラと生きていたいと思ってたので本領を発揮したい」とやる気充分。さらにドラマと映画で様々な変装を披露してきた長澤は「まだ男装してないんで…」と期待に胸を弾ませていた。
取材・文/久保田 和馬