伊藤健太郎、玉城ティナの衝撃シーンが解禁!『惡の華』特報&ビジュアルが到着
累計発行部数300万部を記録する押見修造の人気コミックを原作とした、映画『惡の華』の公開日が9月27日(金)に決定。あわせて特報とティザービジュアル、追加キャストの情報が解禁された。
原作は、「別冊少年マガジン」に2009年から5年間にわたって連載され、「このマンガがすごい!2011」にランクイン、「マンガ大賞2012」にもノミネートされ、連載中にテレビアニメ化、2016年には舞台化も果たした。
本作の舞台は山々に囲まれ、閉塞感に満ちた地方都市。中学2年生の春日高男(伊藤健太郎)は、ボードレールの詩集「惡の華」を心の拠り所に、息苦しい毎日をなんとかやり過ごしていた。ある放課後、春日は憧れのクラスメイト、佐伯奈々子(秋田汐梨)の体操着を教室で見つけ、衝動のままに掴むと、その場から逃げだしてしまう。一部始終を目撃した仲村佐和(玉城ティナ)は、そのことを秘密にする代わりに、春日にある“契約”を持ちかける。こうして仲村と春日の悪夢のような主従関係が始まった。仲村に支配された春日は変態的な要求に翻弄されるうちに、アイデンティティが崩壊し、絶望を知る。そして2人は夏祭りの夜に大事件を起こしてしまう…。
特報は、玉城演じる仲村の、原作でも印象的な「うっせー、クソムシが」という強烈なセリフで始まる。さらには伊藤演じる春日が、憧れている女子の体操着の匂いを嗅ぐ姿や、大雨の中半裸で雄叫びを上げる衝撃的な姿も。また、原作のハイライトの一つである深夜の教室を破壊するシーンもあり、原作ファンならずとも必見だ。同時に解禁となったティザービジュアルでも、本能のままに書きなぐられた落書きが目を引き、いわゆる“キラキラ青春映画”とは一線を画す作品であることが伺える。
原作者からの逆指名を受けてメガホンを取ったのは、井口昇監督。春日が片思いをする佐伯役には、雑誌「二コラ」で注目を浴びた16歳の秋田が数百人のオーディションを経て抜擢された。そして、今回が初の映像化となる高校時代、お互い文学が好きなことをきっかけに春日と交流を深める常磐文役を、モデルに女優にと大活躍中の飯豊まりえが演じる。
若手俳優をとりまくキャストは、春日を心配しつつも見守る父親役に鶴見辰吾、母親役に坂井真紀。娘との距離をうまくとれない仲村の父親役は高橋和也、離れて暮らす母親役に黒沢あすか、祖母役に佐々木すみ江。佐伯の母親役には松本若菜と、実力派俳優たちが勢ぞろい。クラスメイト役として、北川美穂、佐久本宝、田中偉登とフレッシュな顔ぶれが揃った。
“超変態狂騒劇”と銘打ち、これまでにない青春映画像に期待がかかる本作。この秋の公開がますます楽しみになった!
文/編集部