ウッディ歴24年のトム・ハンクスと、キアヌに喝采!『トイ・ストーリー4』ワールドプレミア開催

映画ニュース

ウッディ歴24年のトム・ハンクスと、キアヌに喝采!『トイ・ストーリー4』ワールドプレミア開催

長年ウッディを演じてきたトム・ハンクスがシリーズの魅力を語る!
長年ウッディを演じてきたトム・ハンクスがシリーズの魅力を語る![c] 2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

人とおもちゃの絆を初の長編フルCGアニメーションで描き、世界興行収入が370億円を記録した『トイ・ストーリー』(95)。その最新作『トイ・ストーリー4』が7月12日(金)から公開される。このたび、6月21日(金)の全米公開に先駆け、長年ウッディ役を演じてきたトム・ハンクスをはじめ、バズ役のティム・アレン、ボー・ピープ役のアニー・ポッツ、カナダ出身のバイクスタントマンのおもちゃデューク・カブーンを演じるキアヌ・リーヴス。さらにジョシュ・クーリー監督やプロデューサーのマーク・ニールセン、1作目から携わっている製作総指揮のアンドリュー・スタントンなど「トイ・ストーリー」シリーズのレジェンドが集結したワールドプレミアが6月11日(日本時間6月12日)にハリウッドのエル・キャピタン・シアターで開催された。

ウッディやバズといったお馴染みのキャラクターに加えて、19年ぶりに出演するボー・ピープなどの登場が発表されている本作は、新たな持ち主であるボニーが作り出した、おもちゃの“フォーキー”が逃げ出しことではじまるウッディやバズたちの新たな冒険を描く。

【写真を見る】デューク・カブーンへの愛を笑顔で熱弁する、 “いい人すぎる”俳優のキアヌ・リーヴス
【写真を見る】デューク・カブーンへの愛を笑顔で熱弁する、 “いい人すぎる”俳優のキアヌ・リーヴス [c] 2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

1995年に製作された『トイ・ストーリー』以降、すべてのピクサー作品のワールドプレミアが行われている、いわばピクサーにとって聖地であるエル・キャピタン・シアターに世界中の報道陣とファンが集結。会場は『トイ・ストーリー4』で描かれるおもちゃの世界に入り込んだような装飾を施し、ウッディやバズ、ボー・ピープ、ジェシー、新しく登場する手作りおもちゃのフォーキーがレッドカーペットに登場。そして、本作で新たに「トイ・ストーリー」シリーズに仲間入りしたバイクスタントマンのおもちゃデューク・カブーンを演じるキアヌ・リーヴスが姿を見せると、拍手と歓声が会場を包んだ。

キアヌ演じるデューク・カブーンはバイクを愛し得意のポーズを繰り広げるというキャラクターだが、過去に子どもから飽きられてしまい自信を喪失しているおもちゃ。そのデューク・カブーンをキアヌは、まるでアクションを撮影しているように身振り手振りを交えてアフレコし、その様子が動画で公開されると、瞬く間に大きな話題となった。そんな熱演を見せたキアヌは「『トイ・ストーリー』は僕にとって特別な作品だ。物語、キャラクターはどれも本当に面白く秀逸で感情に訴えかけてくる。たくさんのキャラクターがあり、物語があり、感情があり、キャラクターの願いであったり、おもちゃ同士またはおもちゃと子どもの繋がりを見ることができるんだ。本作に関われたことが本当に嬉しいよ」と興奮気味に語る。さらにキアヌは「ピクサー・スタジオで監督たちに会ったとき、彼からとてつもないエネルギーを感じ取ることができた。デュークはとても素晴らしいキャラクターだよ」と本作へ出演した充実感をあらわにし、普段から“いい人伝説”を持つキアヌらしいサービス精神に溢れた交流を行い何百人ものファンを喜ばせた。

そして、いよいよ主人公のカウボーイ人形であるウッディを演じるトム・ハンクスが登場すると、会場の熱気は最高潮に。トムは長年愛され続ける本シリーズの魅力について「一番の魅力はおもちゃが経験するすべてのことへの親しみやすさと、おもちゃが持つ感情だと思う。おもちゃの物語だけど彼らが経験することは、人間である私たちにも通じているものなんだ。僕たちはウッディたちの持ち主への愛情を見て羨ましさを感じずにはいられないよね」と分析した。また、シリーズを通してウッディの声を演じ続けることについて「僕は毎回大きな責任を感じているよ。“トイ・ストーリー“は数年制作に費やしている間に物語が変わっていく。だから僕たちがスタジオに入るときは毎回、変更点や新しいことが湧き上がってくるんだ。僕が愛するウッディの声を演じることは、ウッディたちが経験するすべてのことへの解釈にも関わってくるほど、とても大切なんだよ」とウッディを演じることへのプレッシャーを語った。

加えて『インサイド・ヘッド』(15)で第88回アカデミー賞脚本賞にもノミネートされたジョシュ・クーリー監督は「僕もみんなと同じように3作目が大好きだし、最高の形のラストだった。でもウッディがボニーの手に渡り、これからどうなってしまうんだろうか?と思ったら、いろんなアイデアが湧いてきたんだよ。“終わりはいつだって新しいはじまり”だと思うし、『トイ・ストーリー4』と呼ぶにふさわしいクオリティの映画ができたと思う」と自信をあらわにするなど、ファンの期待に応える作品であることをコメントし、大盛況のなかで幕を閉じた。

文/編集部

関連作品