『カメ止め』監督上田慎一郎らの新会社がエイベックスとタッグ!映像作品の制作も検討か
2018年に異例の大ヒットを記録した映画『カメラを止めるな!』の監督・上田慎一郎らが今年1月に設立した新会社「PANPOCOPINA(パンポコピーナ)」と、エイベックス・ピクチャーズ株式会社が6月20日に業務提携を行い、今後の展開についてコメントを発表した。
株式会社PANPOCOPINAは、『カメラを止めるな!』の上田監督と、思春期の少年少女が抱くワキ毛への思いを描いた異色コメディ「こんぷれっくす×コンプレックス」(15)で第72回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞したふくだみゆき監督が所属する制作会社。2009年に上田監督が立ち上げた映画製作団体PANPOKOPINAを、今年1月より株式会社PANPOCOPINAとして設立した。このたび業務提携を行うことが決定したエイベックス・ピクチャーズ株式会社は、映像コンテンツを核に、映像のプロデュースから映画配給、アーティストのマネジメントまで幅広い事業を展開している。
上田監督は「妻であり映画監督のふくだみゆき、幼稚園からの幼なじみであり『カメラを止めるな!』の音楽も手掛けてくれた鈴木伸宏。気の知れ(すぎ)た3人であり、互いの力をリスペクトし合う3人。今日までの茨の道を共に駆け抜けてきた3人。そんな3人で会社を興しました」と新会社の設立について語る。今回の業務提携にあたっては、「やる事はいままでと変わりません。自分達の信じるものを、100年後も残るエンタテインメントを、創っていきます。エイベックスさんの力もお借りして、これまで以上にエンタメ街道を邁進していきたいと思います」と意気込みを表しており、新作品の誕生にも期待ができそうだ。
ふくだ監督も、「パンポコピーナに加入してもうすぐ9年。またここから新しいパンポコピーナが始まります。自分たちがおもしろいと思うものを信じてクリエイティブし、皆さまにお届けし続ける。エイベックスさんにもお力をお借りし、そんなすこぶる楽しい会社にしたいです」と今後の展望を前向きに語った。
“世の中をワクワクさせるエンタテインメントを創っていく”という双方の想いが一致して実現した今回の業務提携では、メディア・イベント・公演・コマーシャルなどへの出演及び実演活動の窓口をエイベックス・ピクチャーズ株式会社が担い、マネジメントを行う。また、両社による新規映像作品の制作も検討中だそう。
新たなエンタテインメントを創造する両社の今後の発展に期待したい!
文/編集部