設楽統、『ペット2』声優続投で安堵の表情!宮野真守は悪役で「ビジネスチャンスつかんだ」
ペットたちの裏側の日常をユーモラスに描き人気を博したアニメーション映画の続編『ペット2』(7月26日公開)の吹替版完成会見が6月24日にザ・ペニンシュラ東京で開催され、設楽統、日村勇紀、佐藤栞里、永作博美、内藤剛志、伊藤沙莉、宮野真守が出席。前作から犬のマックス役を続投した設楽が「オファーが来るかどうか心配だった」と告白し、「『2』になってまたここにいられる。よかった!」と安堵の表情。前作と違った、悪役での参加となった宮野は「喉が枯れてしまった」と難役となったことを明かした。
新しい家族を守るために心の弱さを乗り越えようとするマックスをはじめ、マックスからお気に入りのおもちゃを預かったギジェット、スーパーヒーローに憧れるウサギのスノーボールら、ユニークなキャラクターたちが勇気を振り絞って成長していく姿を描く本作。
設楽は「時間が経過して、いろいろなことが(前作から)変わっている。冒険、友情、成長物語などいろいろと詰まっている。見終わった後に心が温まって、元気になって、明日も頑張ろうって思える」と見どころを語り、「ケイティに飼われている。栞里ちゃんに飼ってもらっているというのがうれしい」と飼い主のケイティを演じる佐藤との再共演に笑顔を見せていた。
続編から、新キャラクターのルースター役として参加する内藤は、本国版の同役をハリソン・フォードを演じていることに「それがモチベーションになった!」と大喜び。同じく続編から、新キャラクターのデイジー役を演じる伊藤は「声で覚えていただくことが多い。不思議な声質なので」と自身の声について語り、「デイジーの見た目がかわいらしいので、(私で)大丈夫かなって。でもアメリカのものを聞いたら、結構しゃがれていた。ひと安心して、自分なりにやっていこうと思った」と張り切ってトライしたという。
前作ではタカのタイベリアスを演じた宮野は、「今回はタイベリアスが出ないということで。お役御免になるかと思いきや、別の役で返り咲きました。ビジネスチャンスをつかみました!」とニッコリ。今回、悪徳サーカス団の団長セルゲイ役を得て「悪役に挑戦させていただきました。『ペット』シリーズは、声優のキャリアのなかでもやったことのない声の雰囲気を経験させていただいています」と語る。悪役として独特の役作りにも挑み、「(収録が)終わるころには、喉が枯れてしまって。大変だった」と苦労も明かしていたが、設楽は「変幻自在でなんでもできる!」と宮野の演技を大絶賛だった。
取材・文/成田 おり枝