刺され、殴られ、爆破され…“時をかける金髪美女”が、あらゆる方法で死にまくり!?<写真17点>
「パラノーマル・アクティビティ」シリーズや「パージ」シリーズなど、数々のシチュエーションホラーに携わり、新たな可能性を提示してきたジェイソン・ブラム。そんな彼が手掛けた新感覚のホラーが『ハッピー・デス・デイ』(公開中)と、7月12日より公開となったその続編『ハッピー・デス・デイ 2U』だ。
主人公が自らの誕生日の夜に何者かに殺されるも、目を覚ますと再び誕生日の朝を迎えているというタイムループホラー『ハッピー・デス・デイ』。男子寮に住む見知らぬ男、カーターのベッドで誕生日の朝を迎えた、高飛車で遊んでばかりの女子大生ツリー(ジェシカ・ロース)は、その夜パーティへ向かう途中に、ベビーマスクを被った何者かに殺されてしまう。しかし気がつくとカーターの部屋で迎えた朝に戻っており、何度も同じ1日を繰り返すことに…。
続編『ハッピー・デス・デイ 2U』もプロットはおおむね同じで、タイムループを抜け出し翌日を迎えたツリーだったが、今度はカーターのルームメイトであるライアンがタイムループに巻き込まれてしまう。やがてある研究が原因であることに気づいた3人だったが、再びツリーの身にもタイムループが降りかかってきてしまう。
そんな斬新な設定で活かされているのが、ツリーの多種多様な死に方だ。包丁でメッタ刺しにされ、バットで顔面をぶん殴られ、噴水で溺死させられ、車ごと爆破され…と、とにかく殺られたい放題!自己中でちょっぴり嫌味なキャラクターとして描かれているツリーだが、とはいえこれはかわいそうすぎる…。
さらに続編では、謎を解くために自ら命を絶っていくツリー。屋上から身投げしたり、車で建物に突っ込んだりと、前作以上にバリエーション豊かに、果敢に挑んでいく。さらに死に方によって変わる、朝を迎える姿や、彼女のリアクションにもぜひ注目してみてほしい!
タイムループによる謎解き要素が強めなストーリーはもちろんのこと、金髪美女の驚がくの死にっぷりだけでもお腹いっぱいな本作。果たして彼女は何回死亡することになるのか…劇場で目撃してほしい。
文/トライワークス