超実写版『ライオン・キング』の声優に賀来賢人や江口洋介らが決定
『ジャングル・ブック』(16)のジョン・ファヴロー監督による“超実写版”とされるディズニー映画最新作『ライオン・キング』(8月9日公開)のプレミアム吹替版声優発表イベントが、7月8日に品川インターシティホールで開催。本日発表された主人公シンバ役の賀来賢人、暴君スカー役の江口洋介、プンバァ役の佐藤二朗、ティモン役の亜生(ミキ)、シンバの幼なじみナラ役の門山葉子たちが登壇し、本作への熱い想いを語った。
ステージでは、本作の舞台となる動物の王国「プライド・ランド」の世界を再現。菅井美和とゴスペルシンガーたちにより名曲「サークル・オブ・ライフ」が生歌唱されたなか、徐々に太陽が昇っていくという演出で、賀来たちが登場した。プレミアム吹替版で彼らは、台詞だけではなく歌も完全に吹替える。オーディションでシンバ役を勝ち取った賀来は「本当に言いたくて言いたくて。でも、絶対に言っちゃいけないと言われていたので」と苦笑い。
『ライオン・キング』が大好きだったという賀来は「小さいころ、本当によく観てましたし、友人が劇団四季でヤングシンバをやっていて、打ち上げに参加し、『愛を感じて』や『ハクナ・マタタ』を歌ったりもしていて、勝手に縁を感じていたので、絶対にこのシンバ役をやりたいと思っていたら、合格をいただきました。全身全霊でやらせていただきました」と力強く語った。
スカー役の江口も『ライオン・キング』について「動物を使って、いまの人間社会でもありえることを想像するかのような、カタルシスのあるすばらしいエンターテインメント」としながら「英語のタイミングに合わせていくのがけっこう大変な作業でしたが、なかなかおもしろい体験をさせてもらいました」と笑顔を見せた。
プンヴァ役の佐藤は、ディズニーのアニメーションでは『インサイド』(15)でも声優として参加している。「当時、3歳の息子と初めて映画館へ行けたんです。このお話をいただいた時、また、息子と映画館へ行けると思いました」と喜んだ。また、亜生は「僕はミキ一族の代表としてやらせていただきました。だからお兄ちゃん(お笑いコンビ、ミキの相方で兄の昴生)に『お前はティモンの本質をわかってない』というふうに、稽古をつけてもらいました」と言って笑いを取った。
門山も「私は芸能のお仕事をすると決めてから、一番の目標がディズニー映画の声優をするということだったので、夢が叶い、すごく幸せな気持ちで吹替えに臨みました」と目を輝かせた。
取材・文/山崎 伸子