ビヨンセ、ドナルド・グローヴァーがプライド・ロックに集結!『ライオン・キング』ワールドプレミア
8月9日(金)より公開となる『ライオン・キング』のワールドプレミアが、現地時間7月9日(日本時間10日)に米ロサンゼルスで開催された。ディズニー・アニメーション作品史上No.1の観客動員数を誇る『ライオン・キング』(94)を実写もアニメーションも超えた“超実写版”として進化させた本作。会場には作品の象徴と言えるプライド・ロックが出現し、“キング・オブ・エンタテイメント”にふさわしいエンタメ界のスーパースターたちが登場した。
主人公シンバ役を務めたグラミー賞歌手、ドナルド・グローヴァーを始め、プンバァ役のセス・ローゲン、ティモン役のビリー・アイクナー、スカー役のキウェテル・イジョフォーなど、豪華キャストの登場にファンは大熱狂。そして、シンバの幼なじみナラ役を務めた歌姫ビヨンセが、アレキサンダー・マックイーンのゴージャスなドレス姿で登場すると、会場は地鳴りのような大歓声に包まれた。
本作は王である父を失い、王国を追放された子ライオンのシンバが、新たな世界で仲間と出会い、自分が生まれてきた意味、自らの使命が何なのかを知り、王となる運命に立ち向かう物語。シンバを演じたドナルドは、「小さいころからずっと知っていた映画に参加できるっていうのは本当に楽しかったよ!一生に一度あるかないかというくらい、心の底から本当に大好きな映画に出られることをとても特別に思うよ」と大作映画に出演した喜びを表現。さらに今月日本へ約3年ぶりとなる来日が発表された、『アイアンマン』(08)などのヒットメーカーであるジョン・ファヴロー監督は、「今日やっと観客と一緒にこの作品を観ることができるんだ!会場の盛り上がりに圧倒されているよ」と、ワールドプレミアの歓迎ムードに興奮が隠せないようだ。また、「完成までは、とてつもなく長いプロセスがあったから、今日遂にその旅路が終わるんだと感じているよ」と、この作品に費やした長い道のりに想いを馳せる場面もあり、会場ではファンとの交流に笑顔を見せ、本作を発表できる喜びを噛みしめている様子。「『ライオン・キング』は、いまでも多くの人々が見続けている作品だけど、今回の作品は、それとはまた違った別の解釈でストーリーを描いている。これが、このすばらしいストーリーをさらに多くの人々と分かち合うための方法だと確信しているよ」と作品への強い自信も覗かせた。
ファンの大熱狂のなか幕を閉じた『ライオン・キング』ワールドプレミア。ミュージカル版ではすべての興行作品で史上最高となる62億ドル(約6700億円)の興行収入を樹立、映画の世界に入り込むような“超実写版”という未知の映像体験と、スターたちが歌い上げる圧巻の名曲の数々…世界中を席巻すること間違いなしの“キング・オブ・エンタテインメント”を、この夏、見逃さない手はないだろう。
文/編集部