濱田岳、水川あさみと“ヤリたい”男を熱演!一風変わった夫婦愛を描く『喜劇 愛妻物語』が公開決定

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濱田岳、水川あさみと“ヤリたい”男を熱演!一風変わった夫婦愛を描く『喜劇 愛妻物語』が公開決定

『百円の恋』(14)で第39回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞し、『嘘八百』(17)や『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(17)など数々の映画で脚本を担当。さらに『14の夜』(16)で初監督を務めた脚本家の足立紳が2016年に発表した小説「乳房に蚊」を映画化することが発表され、『喜劇 愛妻物語』のタイトルで2020年に公開することが決定した。

自身の経験をもとに原作を綴った足立自身が脚本と監督も担う本作は、甲斐性なしの売れない脚本家が映画の脚本を書くため家族とともに四国へと旅に出るが、行く先々でトラブルに見舞われる珍道中を描く。

結婚して10年が経ち倦怠期を迎えている売れない脚本家の豪太と妻のチカは、娘のアキと3人で暮らしている。ある日、映画プロデューサーの代々木から以前、豪太が考えていた企画のひとつである四国に実在する“ものすごい速さでうどんを打つ女子高生”の話を脚本にしてみないか、と依頼が舞い込む。豪太はこのチャンスをものにするため、そして冷め切ったチカとの関係を修復するべく家族で香川県に4泊5日の取材旅行へと向う。しかしそこで、同じテーマの映画が別の者たちの手によって制作決定しているという驚愕の事実が発覚する。はたして旅の目的を失ってしまった3人の行く末は…。

プライドと自意識だけ人一倍高い、無職同然の脚本家、豪太役に濱田岳が扮する。『ヒメアノ〜ル』(16)や『決算!忠臣蔵』(11月22日公開)など数多くの作品に出演する濵田は本作の出演に対し、「きちんとダメ男になれるようにがんばろうと思います」と意気込みを語っている。

また、働き者でしっかり者の恐妻であるチカ役をテレビドラマ「透明なゆりかご」や『福福荘の福ちゃん』(14)など多くのテレビドラマや映画に出演する水川あさみが演じる。ろくに稼ぎがない豪太を見下し、いつも暴言を吐く鬼嫁という役どころの水川は「足立さんの描く日常のやり取りにくすりと笑っていただけますよう、全力で罵声を浴びせてやろうと思います(笑)」と熱演を約束するコメントを寄せた。さらに娘のアキ役には、『3月のライオン 前編/後編』(17)や『駅までの道をおしえて』(10月18日公開)などに出演する人気子役の新津ちせが演じるということで、3人がどのような掛け合いを見せるのか注目せずにはいられない。

妻のご機嫌を取ろうと試みる夫と、夫に冷め切り暴言を吐く妻という崖っぷち夫婦はいったいどうなってしまうのか。足立監督が送り出す笑いと涙に溢れた人情活劇の続報を心待ちにしたい。

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