濱田岳、水川あさみと“ヤリたい”男を熱演!一風変わった夫婦愛を描く『喜劇 愛妻物語』が公開決定
〈スタッフ キャストコメント〉
●濱田岳(豪太役)
「この映画をひとことで言ってしまうと、妻とヤリたい男の喜劇になると思うのですが、その大元にある家族の愛、目に見えない絆、何より奥さんの愛が描かれていると思います。奥さんの罵詈雑言(ばりぞうごうん)の奥に深い愛があるからこそ、豪太はのんべんだらりとした人生を送ることができているのです。僕は、家族の主人公は奥さんだと思います。だから、水川さんのことを素敵な奥さんにしてあげたい。僕がダメになればなるほど奥さんが素敵に映ると思うので、がんばるというのもおかしな話なんですけど、お仕事として、きちんとダメ男になれるようにがんばろうと思います」
●水川あさみ(チカ役)
「このたび、濱田さんとともに喜劇をやらせていただくことになりました。とにかくセックスがしたい夫と、そんな夫にとにかく罵声ばかり浴びせる嫁、2人でなんだか滑稽(こっけい)で面白く愛おしい夫婦の話になればいいなと楽しみでなりません。また、『百円の恋』を生み出した足立さんが今回、脚本・監督を務めてくださるということで、これまた楽しみで仕方ありません。足立さんの描く日常のやり取りにくすりと笑っていただけますよう、全力で罵声を浴びせてやろうと思います(笑)」
●足立紳監督
「10年前、仕事がまったくなく卑屈になりまくっていた自分に妻が“1年以内に結果を出せ”と言ってきました。結果がなにを指しているのか恐ろしくて聞けなかった僕は、とりあえずスーパー主夫を目指してがむしゃらに主夫業にまい進したのですが、妻は“主夫業を今と同じくらいこなしたうえで仕事の結果を出せ”と言いました。一瞬殺意を抱きましたが、その妻が香川県で映画を作るチャンスを得られる脚本賞の情報をゲットしてきたのが7年ほど前かと思います。妻とまだ幼かった娘と3人でネタ探しのために青春18切符で香川へと赴きました。が、ひたすらうどんを食べ、夫婦喧嘩をし、映画のネタなど見つけられもせず、太って帰ってきただけでした。そんな犬も食わないような体験をもとに書いたシナリオが、時を経て濱田岳さんと水川あさみさんという僕にとって最高に魅力的なおふたりに演じていただけることで、犬も食わないをはるか超えて僕が食べものなかで一番好きなスイカに化けてくれたような気持ちです。精一杯頑張って面白い映画を作りたいです」
文/編集部