『ライオン・キング』ジョン・ファヴロー監督が、賀来賢人、江口洋介らの吹替えを絶賛!
実写もアニメーションも超えた“超実写版”である『ライオン・キング』(8月9日公開)のジャパンプレミアイベントが、7月22日に豊島区立芸術文化劇場で開催され、来日したジョン・ファヴロー監督、プレミアム吹替版の声優を務めた賀来賢人、江口洋介、門山葉子が登壇。日本版オフィシャルソング「サークル・オブ・ライフ」を歌うRIRIも登場し、同曲を生歌で初披露して、会場を沸かせた。
ファヴロー監督は、プレミアム吹替版の映像について「最初はちょっと奇妙な感じだった。なぜなら僕は3年間、この作品に関わっている間、ずっと聴いていたのはオリジナル版キャストの声だったから。でも、ディズニー映画のいいところは、各国でその役に合う声を見つけてくれるところだ。それは『ジャングル・ブック』の時にも経験していたことだが、日本版を拝見して、とてもうれしく思った。キャラクターのスピリットを、みなさんがその声で表現してくれていたからです」。
また、ファヴロー監督は今回の超実写版について「『ライオン・キング』は、多くの方が知っている物語で、月日が経っても色褪せない作品だ。今回の僕の挑戦は、その物語を受け継ぎ、いかにいまの新しい世代にアップデートできるかということでした」と、本作に挑戦した理由について述べた。
シンバ役を務めた賀来は、驚嘆の映像美について「作品の冒頭からとんでもない映像と、壮大なスケールに圧倒されました。いままで本当に見たことのないエンタテインメントになっていると思います」と言うと、ナラ役の門山も「思わず涙が出るほど美しいプライドランドが広がっていたので、圧巻、壮大という言葉がふさわしいなと」と話し、心から絶賛した。
また、ファヴロー監督はRIRIの歌声についても「実は以前LAでも聴いていて、すばらしい声だということは知っていたけど、今日はさまざまな楽器演奏とともに、この美術セットで、そして観客のみなさんの前で歌っている彼女を見て、感慨もひとしおでした」と讃えた。
イベント中は、終始笑顔だったファブロー監督。最後は何度もおちゃめに手を振り、拍手喝采を浴びた。
取材・文/山崎 伸子