星野源、高畑充希が投げたまんじゅうが両目に命中!「すごく痛くておもしろかった」
「超高速!参勤交代」シリーズの土橋章宏による時代小説を映画化した『引っ越し大名!』(8月30日公開)の完成披露試写会が7月23日に有楽町朝日ホールで開催。星野源、高橋一生、高畑充希、及川光博、小澤征悦、正名僕蔵、飯尾和樹(ずん)、犬童一心監督が舞台挨拶に登壇した。星野は「6年ぶりの主演映画ですが、こんなにすばらしい作品になるとは思ってもおらず、本当にうれしいです」と手応えを口にした。
『引っ越し大名!』は笑いと感動の時代劇。莫大な費用がかかった江戸時代の“引っ越し”(国替え)に挑む藩士たちの奮闘を描く。引っ越し奉行に任命された、引きこもり侍の主人公・片桐春之介役を星野が演じた。
本作にちなみ、無理難題のエピソードを聞かれた星野は「大河ドラマ『いだてん』で元外交官役で、オリンピック東京招致のスピーチをやるということになりました。その英語台詞がもともとは『サンキュー』だけだったのに、3日前に、8行くらいの超長文になって!丸暗記しようと一生懸命覚えたのに、前の日にその台詞を『半分にカットします』と言われ、ええ!なんだよ、となりました」と苦笑いした。
また、ヒロインを務めた高畑は、星野にまんじゅうを投げつけるシーンのエピソードで笑いを取った。「撮影の序盤で、源さんにおまんじゅうを投げるシーンがあって。1回投げたら右目にヒットしてしまって。うわ、やべえ!と。2回目に投げたら、今度は左目に当たってしまって。もう終わったなと。あんこまみれになっちゃった」と恐縮する。
星野は笑いながら「こういう時はちゃんと当たってほしいから、『どんどんやって』と言ったんですが、両目に当たって。すごい痛くておもしろかったです。まんじゅうって痛いんですね」とつぶやき、会場の笑いを誘った。
また、主人公の片桐春之介役が「かたつむり」というあだ名をつけられているのにちなみ、飯尾がそれぞれにあだ名をつけることに。飯尾が星野、高橋、及川の3人に「ぎゅっと詰めてもらっていいですか?」と言ったあと「この3人で“国産ホワイトアスパラ”です」と言うと、会場は大爆笑となった。
取材・文/山崎 伸子