ディカプリオ&ブラピが“映画の聖地”に降臨!タランティーノ監督最新作LAプレミアが開催
多くの映画ファンから絶大な支持を集めるクエンティン・タランティーノ監督の4年ぶりの最新作となる『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(8月30日公開)のロサンゼルスプレミアが現地時間22日に開催され、ハリウッドの中心地チャイニーズシアターに超豪華スターたちが集結した。
会場は映画の舞台である60年代ハリウッドの映画館や看板が再現され、まさに“映画の聖地”と呼ぶにふさわしい映画愛にあふれた空間に。そこへタランティーノ監督を筆頭に、リック・ダルトン役のレオナルド・ディカプリオやクリフ・ブース役のブラッド・ピット、そしてシャロン・テート役を演じたマーゴット・ロビーら豪華キャスト陣が登場。会場のボルテージは瞬く間に最高潮へと達した。
自身のハリウッド映画愛を注ぎ込み、じつに5年の歳月をかけて本作を作り出したタランティーノ監督は「すごく楽しめる映画だと思うよ」と自信たっぷり。そして「観客のリアクションを引き出すように作った大がかりなアクションにひたれるし、ただ目の前を通り過ぎていくだけの映像を観るようなことにはならない、双方向の映画体験ができるはずだ」とコメント。
またディカプリオとピットというハリウッド屈指の2大スターの初共演が実現したことについては「ラッキーだった。この時代で1番とは言わないまでも、この10年で最高のキャスティングだよ」と大満足の様子のタランティーノ監督。「2人がそれぞれのキャラクターに乗り気になってくれていなかったら、うまくいかなかったと思う」と満面の笑みを浮かべていた。
そしてディカプリオは「僕らが演じているのは1枚のコインの表と裏のような男たちだ。すごくユニークな関係を築いてきて、そのおかげでなんとか生き抜いてきた。たくさんの異なるピースが、クエンティン・タランティーノの素晴らしい頭脳によってひとつにまとめられているんだ」と語り、ブラッドも「(ディカプリオと)ぴったりハマったように感じた」と2人が抜群のコンビネーションを見せていることを明かした。
本作は、映画スターへの転身を目指すテレビ俳優のリックと、スタントマンのクリフの友情を軸に、1969年のハリウッド黄金時代の光と闇、そして映画界を震撼させたあの事件へと迫っていく。このたびあわせて解禁された30秒予告映像は、タランティーノ監督の映画愛にあふれた世界観が凝縮されており、ますます本作への期待が高まる仕上がりに。日本上陸まであと1ヶ月。その全貌が明らかになる瞬間を楽しみに待ちたい!
文/久保田 和馬