ブラピとディカプリオのW主演作、脇に登場する2世女優にも注目!
マーガレット・クアリー
本作でマンソン・ファミリーの一員“プッシーキャット”を演じているのは、24歳のマーガレット・クアリーだ。カンヌ最高賞受賞作『セックスと嘘とビデオテープ』(89)の主演女優、アンディ・マクドウェルの次女で、2013年から女優として活動している。本作では、ヒッチハイクしていたところをスタントマンのクリフ・ブース(ブラッド・ピット)の車に拾ってもらう設定なのだが、マーガレットはある部分をめぐって、監督、そしてブラッド・ピットに“断固反対”の意思表示をしたという。 問題となったのは、“プッシーキャット”がダッシュボードの上に足を置くシーン。バレリーナとして長年トウシューズを履いてきたマーガレットは、「世界に披露できる足じゃない」と考え、足を撮られることに抗議したのだが、結局はマーガレットの側が折れたという。
それでも監督との関係は良好だったようで、「クエンティン(・タランティーノ監督)との仕事で最高にクールなのは、監督自身がとってもワクワクしているところ。出演者に撮影セットを披露する監督は、クリスマスの日の子どもみたいなんです!」「撮影セットでは私もすごくはしゃいでしまうんだけど、監督も同じだとわかった。私もひんしゅくを買わずに済んで、はしゃぐことで緊張を取り除けたんです」と、ニュースサイトIndieWireで語っている。
ハーレイ・クイン・スミス
映画監督、脚本家として活躍するケヴィン・スミスを父に持ち、赤ん坊のころから父親の監督作品に出演してきたハーレイ・クイン。父ケヴィンは、ベン・アフレック主演作『ドグマ』(99)や『世界で一番パパが好き!』(04)など、多くのヒット作で監督・脚本を務めている人気クリエイターだが、20歳になったばかりのハーレイ・クインは、ようやく父のコネから脱しつつあるところだ。
本作でハーレイ・クインが演じるのは、マヤ・ホークやマーガレット・クアリー同様、マンソン・ファミリーの一員という役どころ。19歳の時にオーディションを受けて獲得した役とのことで、ハーレイ・クインは「まさに夢が叶いました。数年間、ベッドわきに『パルプ・フィクション』のポスターを貼っていたぐらい、ずっとタランティーノ監督のことを敬愛してましたから」と、Haute Living誌のインタビューで話している。印象深かった出来事について聞かれると、「撮影が終わりに近づくにつれて、すごく感傷的になってしまって。ある日友人のダラスとセットの床の上に寝転んで、泣き始めてしまったんです。現場の人たちが入れ替わり立ち替わり『大丈夫?』と聞いてきたんだけど、そしたら涙がひっこんで大笑いし始めちゃって。ものすごくバカみたいに見えたと思うけど、これからもずっと忘れずにいたい素晴らしい時間でした」と答えている。
UK在住/シャオ