是枝裕和最新作『真実』初の映像が解禁!豪華キャストが演じる新しい“家族”の姿

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是枝裕和最新作『真実』初の映像が解禁!豪華キャストが演じる新しい“家族”の姿

昨年のカンヌ国際映画祭で日本映画21年ぶりの快挙となる最高賞のパルムドールを受賞した『万引き家族』の是枝裕和監督が、初めて国際共同製作映画に挑む『真実』。10月11日(金)より公開となる本作から、このたび、待望の特報映像が解禁となった。

国民的大女優ファビエンヌが「真実」というタイトルの自伝本を発表したことから、母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く“真実”が次第に炙り出されていく本作。解禁された映像は、晩秋のパリ、大女優ファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)が暮らす、美しい緑が広がる大きな家の庭でのシーンから始まる。大きな荷物を抱えて歩くファビエンヌの娘(ジュリエット・ビノシュ)と、彼女の夫(イーサン・ホーク)。そして彼らに挟まれて「おばあちゃんのお家って…お城みたい」と子どもらしい目線で呟くのは、本作のために是枝監督がフランスで自ら見出した孫娘のシャルロット(クレマンティーヌ・グルニエ)。一見、どこにでもいる幸せそうな若い家族は、ファビエンヌの自伝本「真実」の出版祝いのため、久々の再会に喜ぶ様子を見せるが…。

「この本のどこに“真実”が?」というセリフから一転、物語は「真実」の内容を巡り、母と娘の“嘘”と“真実”が徐々に明らかに。娘に過去の家族との記憶を問い詰められても、その問いをかわすように「あれは事故よ」と語る母に対し、「ママを許さない 絶対に」と冷たく言い放つ娘。自伝本に綴られなかったある秘密が、母と娘の心の影を次第に露わにしていき、最後に映しだされるのは「ママ、あなたの人生 嘘だらけね」という本作のキャッチコピー。ベールに包まれた彼女たちの“真実”とはなんなのか、期待が寄せられる。

これまで“子どもを取り違えられた家族”、“異母姉妹”、“血の繋がらない一家”など様々な家族の形を描いてきた是枝監督の演出で、新しい家族の形が描き出される本作。本年度のヴェネチア国際映画祭ではコンペティション部門に正式出品、オープニング作品にも決定し、さらにトロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門出品も決定など、世界中からますます注目を集める本作の公開が待ち遠しい!

文/編集部

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