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アカデミー賞助演男優賞ノミネート!『ザ・タウン』ジェレミー・レナーの迫力ある演技に注目

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アカデミー賞助演男優賞ノミネート!『ザ・タウン』ジェレミー・レナーの迫力ある演技に注目

ベン・アフレックが監督・脚本(共同)・主演を務める『ザ・タウン』が2月5日(土)より公開される。“タウン”と呼ばれる強盗が多発するボストンの一区画、チャールズタウンが舞台の本作。銀行強盗を生業としている男が出会うはずのなかった女性に出会ったことで、“タウン”での人生という運命から抜け出し、彼女と共に新しい人生を踏み出そうともがく男の姿を描いたクライムドラマだ。

期待されていた第83回アカデミー賞では作品賞、監督賞などで惜しくもノミネートを逃したが、連日開催されていた試写会では評価が高く、先日行われたMovie Walker独占試写会ではアンケートを実施。集まった方の平均年齢は37.5歳となり、若干女性が多く、本作の評価点は平均84点と、やはりここでも高評価を得た。

激しい爆破や銃撃戦に思わず目を伏せたくなってしまう本作だが、「ストーリーがしっかりしていて、見ごたえがあった。変にCGしてないけれど映像は迫力があって良かった」(43歳・女性)、「先の見えない展開に食いついて見た。ラストのほんのり心が温まるストーリーにやられちゃいました。アクションシーンの迫力はすごかったです」(34歳・女性)、 「重圧なドラマで、見ていて力が入った。最後まで読めない展開も良かった」(40歳・女性)、「暴力シーンは苦手だが、話の展開が気になり、緊張感を持って最後まで見られた。焦点がいろんな人に移って、それぞれ共感を呼んだ」(27歳・女性)と、最後の最後まで結末が見えず、ストーリーに入り込んでしまう本作の特徴が良く出ている。

舞台はボストンの北東部に位置するチャールズタウン。そこに暮らす者たちは、愛と憎しみをこめて、その街を“タウン”と呼んでおり、その“タウン”についても「街の情景が良かった」(34歳・男性)との声が寄せられた。ベン・アフレック演じる主人公ダグには、「同じ環境であったら、仕方なくやっていると思う」(40歳・男性)、「生まれた環境から抜け出すには、すさまじい精神力と犠牲と運、何より愛情が不可欠なのだと感じた」(37歳・女性)と、同情の声が寄せられた。

最も注目されたキャストでは、監督・脚本(共同)・主演を務めるベン・アフレックではなく、アフレックの仲間を演じたジェレミー・レナーへの票が集中。第83回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたジェレミー・レナーには、「演技に迫力がある」(30代・女性)、「キレた演技に迫力があって、ハラハラドキドキした」(34歳・女性)、「ベン・アフレックも良かったが、ジェレミー・レナーになぜか目が行く」(42歳・男性)、「“自分が信じるもの”に忠実に生きる様に引き込まれた」(35歳・男性)と、絶賛のコメントが数多く寄せられた。

また、本試写会に参加された方による第83回アカデミー賞作品賞予想では、第1位『英国王のスピーチ』(2月26日公開)、第2位『ブラック・スワン』(5月公開)、第3位『ソーシャル・ネットワーク』(公開中)へ期待が寄せられていることがわかった。

最後に、本作にキャッチフレーズを付けるとしたら?という質問には、「逃げるか守るか、男の値打ちはそこで決まる」(43歳・男性)、「抜け出したい。生まれ変わるために」(40歳・女性)と、仲間を裏切るか、愛という名の希望を失うかの狭間にいるダグへの思いが込められた内容になった。

本作でベン・アフレックは、実際に映画のような経験をして、更生した人たちに出演してほしいと考え、過去に犯罪に手を染めたことのある地元の住人を警官役のエキストラとして起用、現職の警官たちと共演させている。さらに表向き、生花店の店主業を犯罪の隠れ蓑とし、麻薬の密売などの元締め的存在で、タウンを牛耳る男を先日亡くなった個性派名脇役ピート・ポスルスウェイトが怪演している。人は生まれ持った宿命から逃れ、人生を変えることができるのか。是非とも劇場に足を運び、自身の目で確かめてもらいたい。【Movie Walker】

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