夏帆×妻夫木聡、極限の濃密ラブシーンに挑む!『Red』が2020年2月公開

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夏帆×妻夫木聡、極限の濃密ラブシーンに挑む!『Red』が2020年2月公開

「ナラタージュ」「ファーストラヴ」などで知られ、現代女性の恋愛心理描写を巧みに表現する直木賞作家の島本理生が、初めて官能の世界に挑んだ小説「Red」。刊行当初、あまりにも衝撃的な内容のため賛否両論となった本作が、夏帆と妻夫木聡をメインキャストに映画化、2020年2月より公開されることがわかった。

平凡な結婚、可愛い娘、“なんの問題もない生活”を過ごしていたはずだった村主塔子は、10年ぶりに昔の恋人、鞍田秋彦に再会する。「君は、変わってないな」鞍田は、塔子の気づかなかった心の隙間に悪魔のように入り込んでくる。そして運命は予想もしない方向へ走り出す。

主人公の塔子役には、是枝裕和監督、黒沢清監督、瀬々敬久監督といった、そうそうたる映画監督に愛され、数々の作品で幅広い役柄を演じてきた女優、夏帆。本作では、鞍田の危険な求愛に心を激しく揺り動かされる女性を、繊細かつ大胆に演じ、さらなる新境地を切り開く。夏帆は長いキャリアを持ちながらここまで濃密な恋愛映画の出演は初めてであり、「塔子は自分にとって、とても挑戦した役で、観てくださる方がどういう風に捉えるのか、いまからドキドキしています」とコメントを寄せた。

また危うい魅力をまとう昔の恋人、鞍田役には妻夫木聡。本作では、40歳を目前にして、いままで見せたことのない“悪い男”の色気を全身から漂わせて

演じきる。妻夫木は本作について「撮影中は、この映画自体に恋愛しているような感覚で、夏帆さんと一緒に作り上げていきました。『Red』は、理屈じゃない、人間の本能的な部分に問いかけてくるようなお話だと思います」と語る。

監督は『幼な子われらに生まれ』(17)で家族の心の機微と心理を鋭く描きだし、第41回モントリオール世界映画祭コンペティション部門審査員特別大賞など数々の賞を受賞した三島有紀子。本作では、“男と女”に焦点を定め、心と体のつながりを通して、一人の女の生き方を見つめている。三島監督は「人はいつも、自分の内側に潜んでいるものを目覚めさせてくれる誰かを探し求めているのではないか。そんな男と女を描いてみたいと思っていた」と明かし、どうしようもない大人たちの恋愛感情を、肉迫した臨場感のある映像でつぶさに追いかけた。

すでに撮影を終え、完成は8月末を予定している『Red』。夏帆と妻夫木が極限の濃密ラブシーンに挑む本作は、続報にも期待がかかる。

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