米アカデミー賞出品も決定した『天気の子』が6週目にして首位に再浮上!
8月最後の週末となった24・25日の映画動員ランキング。先週、興収100億円を突破した『天気の子』が再び1位に輝いた。
『天気の子』旋風まだまだ継続!『もののけ姫』以来の米アカデミー賞へ出品
土日2日間で動員30万5000人、興収4億2100万円をあげた『天気の子』。公開から6週目にして、2週間ぶりの首位に返り咲きとなった。累計では動員800万人、興収107億円となり、歴代興収ランキングでも30位にランクインしている。
そして、2020年2月9日(現地時間)にアメリカで開かれる第92回アカデミー賞に向けて、毎年各国から代表1作品が出品される国際長編映画賞(旧外国語映画賞)の日本代表として『天気の子』が選出されたことが発表。同部門の日本代表にアニメーション作品が選ばれるのは、『平成狸合戦ぽんぽこ』(94)、『もののけ姫』(97)に続く3度目だ。本選5作品のノミネート発表は20年1月13日(月)とまだ先になるが、ノミネートされれば第91回の『万引き家族』(18)、受賞となると第82回の『おくりびと』(08)以来の快挙となる。
続く2位には、『ライオン・キング』がランクインし、動員29万人、興収4億6700万円をあげ、累計では動員322万人、興収46億円を突破した。そのほか、3位が『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』、6位に『ロケットマン』、7位で『ニノ国』となり、初登場3作品がトップ10入りしている。
『アラジン』&『コナン』が歴史的な興行収入を記録
トップ10入りはしていないが、驚異的な興行収入を記録している作品も紹介したい。6月7日に公開され大ヒット中の『アラジン』が、国内興行収入120億円、動員844万人を突破。これは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)や『アリス・イン・ワンダーランド』(10)を超えて、ディズニー映画での歴代4位という数字。上位3作品は、『アナと雪の女王』(13)、『アルマゲドン』(98)、『美女と野獣』(17)で、名実共にディズニーの代表作になったのは間違いない。
また、4月12日に初公開を迎えた『名探偵コナン 紺青の拳』の4Dアトラクション上映が8月23日にスタートし、3日間で興収5770万円を記録。これにより、公開から136日間で興収91億8270万円、動員716万人となり、『名探偵コナン ゼロの執行人』(18)の記録を塗り替え、7年連続でシリーズの最高興行収入を更新となった。
今週末の公開作品には、クエンティン・タランティーノの監督9作目にして、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピッドの2大スター初共演も話題となっている『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が登場。監督、キャスト共に日本でもファンが多いドリーム映画とあって、『天気の子』や『ライオン・キング』の勢いに食い込めるか注目だ!
文/トライワークス
1位 天気の子
2位 ライオン・キング
3位 劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~
4位 劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』
5位 トイ・ストーリー4
6 位 ロケットマン
7位 ニノ国
8位 ワイルド・スピード/スーパーコンボ
9位 ペット2
10位 ミュウツーの逆襲 EVOLUTION
※興行通信社調べ