イーストウッド×スピルバーグ×デイモンは新たなヒットの方程式

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イーストウッド×スピルバーグ×デイモンは新たなヒットの方程式

黒澤明監督と三船敏郎、ティム・バートン監督とジョニー・デップ、ジェリー・ブラッカイマーにニコラス・ケイジなど、ヒット作を次々と送り出す映画界きって名コンビは数々あるが、それを上回る名トリオがここに誕生した。

死にまつわる不思議な体験をした3人の男女の物語『ヒア アフター』(2月19日公開)。監督はクリント・イーストウッド、製作総指揮がスティーブン・スピルバーグ、主演はマット・デイモンという。この3人は、それぞれが仕事のパートナーとして様々な作品で組んできたが、3人そろっての作品は今回が初めてとなる。では、それぞれの組み合わせでこれまでどんなヒット作を生み出してきたのか、おさらいしてみよう。

まず、イーストウッドとデイモンは前作『インビクタス 負けざる者たち』(09)に続いてのコンビ結成。お互いが再び仕事を共にすることを望み、デイモンは他の作品の撮影スケジュールで多忙だったのだが、主要キャラクター3人の撮影タイミングをずらすことで、今回の出演を見事に実現させた。

イーストウッドとスピルバーグは『父親たちの星条旗』(06)、『硫黄島からの手紙』(06)の硫黄島2部作以来のタッグとなる。スピリチュアルなテーマの作品ではあるが、スピルバーグは脚本を読んだ時に、「誰が監督すべきかはっきりしている。この物語にはクリントの感性に訴えるものがある」と即決してしまったそうだ。

そして最後にスピルバーグとデイモン。スピルバーグが監督した『プライベート・ライアン』(98)でキーパーソンとなるライアン役を演じたデイモンだが、それ以来のコンビ結成を経て、アカデミー賞10部門ノミネートの西部劇『トゥルー・グリット』(3月18日公開)でも製作と出演という関係でコンビを組んでいる。

映画界最強のトリオといっても過言ではないこの3人が本作でどんな化学反応を引き起こしているのかは是非劇場で確かめてほしい。【トライワークス】

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