クリント・イーストウッド監督最新作『ヒア アフター』は「優しい気持ちになれる」など絶賛の声多数!

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クリント・イーストウッド監督最新作『ヒア アフター』は「優しい気持ちになれる」など絶賛の声多数!

クリント・イーストウッド監督とスティーブン・スピルバーグ製作総指揮で贈る『ヒア アフター』が、いよいよ2月19日(土)より公開を迎える。

それぞれ異なる意味で、死によって大きな影響を受けた三人のストーリーを追う本作。工場で働くアメリカ人ジョージ(マット・デイモン)は、死後の世界と特別なつながりを持つ。そこから遠く離れた地では、フランス人ジャーナリストのマリー(セシル・ド・フランス)が臨死体験をしたことによって、それまでとは同じようには現実と向き合えなくなる。そして、ロンドンの少年マーカス(ジョージ&フランキー・マクラレン)は、一番身近な存在を失い、ぬぐい切れない疑問に対する答えをどうしても知りたがる。

映画界の人々から尊敬され続けている名匠クリント・イーストウッド監督の31作目となった本作は、連日開催されていた試写会で軒並み高評価を得ており、先日行われたMovie Walker独占試写会ではアンケートを実施。その結果、鑑賞したお客さんの平均年齢は33.3歳、女性が男性の倍を占め、本作の評価点は平均86.9点と、ここでも高評価を獲得した。

最も注目されたキャストでは、主演のマッド・デイモンではなく、ジョージ&フランキー・マクラレンの双子兄弟が僅差で選ばれた。100組以上の双子から選ばれたマクラレン兄弟は今作が映画初出演にも関わらず、彼らの演技は「一番大切な人を失った悲しみ、辛さ」(29歳・男性)、「悲惨な境遇だった」(18歳・女性)と、見る者の感情を大きく揺さぶった。また、同じ双子という境遇から、「自分自身、双子のため感情移入しやすかった」(30歳・女性)、「自分の分身のような存在が突然亡くなってしまう辛さと、置かれた状況を素直に受け入れられない感情の動きがよく理解できる」(28歳・男性)と共感を呼んだ。特別な能力のせいで愛を失ってきたジョージ役のマット・デイモンには、「頼まれると断れないところが自分と同じ」(45歳・男性)、「自分にも霊能力があったら、彼のように大変な思いをすると感じてしまう」(34歳・男性)、「自分の能力によって不幸になったり、振り回されるところ」(28歳・男性)と、男性からの同情的な意見が多く寄せられた。

さらにどのような人に本作を推薦したいか?という質問には、「家族」「親友」「悩んだり落ち込んだりしている人」「孤独を感じている人」など、死を深く見つめて初めてわかる、今この瞬間を精一杯生きることの素晴らしさを題材にした本作らしい回答が寄せられた。

最後に本作から受け取ったメッセージについて問うたところ、「死はいつ訪れるかも死後の世界があるかもわからない、そんなことを考えて生きるより前を向いて今を生きたい」(30歳・女性)、「自分の人生にとって大切な人は世界のどこかに必ずいる。そして人は常に動き続けなければいけない」

(28歳・男性)、「死は必ず誰にでもやってくるもの。恐れず、心配せず、今を精一杯生きたい」(35歳・女性)など、クリント・イーストウッド監督自身が「死後の世界があるかどうか、真実は誰にもわからない。だが、人は与えられた人生を精一杯生きるべきだと、僕は常に信じている。」と述べているとおり、多くの方が本作に込められた監督のメッセージをしっかり受け止めていた。【Movie Walker】

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