岡田准一、『SP』のハリウッドリメイクに興味「是非、波多野監督で」
岡田准一主演の人気アクションドラマの完結編となる劇場版第2作目『SP 革命篇』(3月12日公開) の完成披露試写会が2月24日、国際フォーラムで開催。岡田准一、堤真一、香川照之、真木よう子、松尾論、神尾佑、野間口徹、平田敦子、山本圭、波多野貴文監督が会場に敷かれた巨大レッドカーペットを歩き、歓声に包まれた。
VIPの要人警護をする警視庁警備部警護課第四係、SPたちの活躍を描いてきた「SP」シリーズだが、前作『SP 野望篇』(10)、3月5日に放映されるスペシャル番組「SP 革命前日」、そして本作『SP 革命篇』で、遂に物語が佳境を迎える。前作で井上(岡田准一)が疑いの目で見た上司・尾形(堤真一)が、腐敗した国家のシステムを変えようと、国会で大胆なテロを決行するのだ。
主演の岡田は、「この『革命篇』を見てもらうために、これまでやってきました。昨日は眠れませんでした」と、あふれる思いを胸に挨拶した。堤も感慨深い表情で「やっと完成しました。全ての謎が明らかになります」と宣言。
その後、『SP』のリメイク化権を巡る交渉が、ハリウッドのメジャースタジオの間で始まったというビッグニュースが発表された。岡田は「すごいことだなと思います。タイトルは『シークレット・サービス』になるんですかね。誰がやるのかが気になります。是非、金城さんの脚本で、波多野監督が監督するのが良いかと」とコメント。堤は「リメイクするより、これを上映しろって感じですよ。アメリカって小さい国なんだな」と不満をぶちまけると、会場から拍手が起こった。
また、ドラマ「SP 革命前日」の見どころについて聞かれた真木よう子が言葉を詰まらせると、岡田が「今、舌打ちしました?」と突っ込む。真木は満面の笑みで「今、しゃべろうとしたら。してないです」と前置きしつつ、「見たことのない第四係(SP)のプライベートな姿が見えます。私服なんです。テロリストの人たちと交互に描かれます」とドラマをアピール。これは実に楽しみだ。
気合いが入った『SP 革命篇』は、とにかく緊迫感に満ちた社会派アクション映画に仕上がった。また、香川照之が岡田のアクションについて「他とは一線を画す」と絶賛していたが、本作ではさらに技に磨きがかかり、見る者を圧倒する勢いの動きを披露している。彼らの気迫がスクリーンに映し出されているので、ドラマと映画、ダブルで見逃さないでもらいたい!【Movie Walker/山崎伸子】