名前の由来も広瀬すず!エキストラからスクリーンに躍りでた鈴鹿央士に熱視線
現在公開されている恩田睦原作の『蜜蜂と遠雷』で、松岡茉優や松坂桃李、森崎ウィンと共にメインキャストを務めている、新人俳優の鈴鹿央士。映画デビュー作にしてストーリーを牽引する重要な役をオーディションで勝ち取った彼は、11月22日(金)公開の『決算!忠臣蔵』にも出演。次々と大作への出演を決める驚異のシンデレラボーイ鈴鹿央士とは、いったい何者?
岡山県出身の鈴鹿は、高校2年生だった2016年秋、『先生! 、、、好きになってもいいですか?』(17)の撮影が通っている学校で行われているのを知り、エキストラとして参加。その際、映画で主演を務めていた広瀬すずが彼の姿を見て、事務所のマネージャーに話したことからスカウトされた。これをきっかけに2018年4月、東京の大学へ進学すると同時に芸能事務所に所属。芸能界入りのきっかけを作った広瀬すずにちなみ、“鈴鹿央士”という芸名がつけられた。
上京から半年経った昨年秋には雑誌「MEN’S NON-NO」の専属モデルオーディションでグランプリを獲得すると、今年に入りいよいよ俳優活動をスタート。広瀬すずが主演を務めたNHK連続テレビ小説「なつぞら」では、アニメ制作会社「マコプロダクション」の若手スタッフ・町田を演じ、物語のクライマックスを盛り上げた。
そんな彼の姿がスクリーンで見られるのが、公開中の『蜜蜂と遠雷』だ。本作は天才たちが集う国際ピアノコンクールに参加する若き4人のピアニストの姿を描いたヒューマンドラマ。鈴鹿はこの作品で、正規の音楽教育を受けていないながらも著名なピアニストに見出され、コンクールに送り込まれた少年・風間塵(じん)を演じている。他を圧倒する実力をもち、松岡茉優扮するヒロインの亜夜たちを脅かしていく天才肌の少年を、持って生まれたスター性を存分に発揮して演じている。
一方、中村義洋が脚本・監督を務めるエンタメ大作『決算!忠臣蔵』(11月22日公開)で鈴鹿は、岡村隆史扮する勘定方・矢頭長助の息子・矢頭右衛門七を熱演。元服前の子どもにも関わらず討ち入りへの参加を熱望し、予算内に討ち入るためにお金を工面する大石内蔵助(堤真一)を大いに”困らせる”役どころ。もちろん初挑戦となる時代劇で、日本を代表するオールスターキャストを前に、大人顔負けの堂々たる演技を披露している。
11月から放送されるドラマ「おっさんずラブ-in the sky-」へ出演することも決定し、今まさにノリに乗っている鈴鹿。ネクストブレイク間違いなしの彼の魅力を、ぜひスクリーンで感じてほしい。
文/トライワークス