この役を演じられるのは彼女だけ!?アンジーとマレフィセントの親和性とは?
『眠れる森の美女』(59)のヴィラン(悪役)を主人公にした新たな物語『マレフィセント2』(10月18日公開)。恐るべきパワーを持った美魔女キャラが、スクリーンに帰って来る!
前作の『マレフィセント』(14)が成功した最大の要因は、アンジェリーナ・ジョリー本人の魅力とキャラクターが強烈にシンクロしたから。周囲の目を惹きつける圧倒的オーラはもちろんだし、アンジー自身が「ディズニーで一番好きなキャラクターだった」と語っているように、役への強い思い入れが一体感を生み出している。アンジーといえば、国連難民高等弁務官事務所で特使を務め、人道支援にも積極的。3人の養子を迎えるなど、子どもたちにそそぐ愛情も大きいことで有名だ。自分が正しいと思ったことをとことん貫くのもアンジーのポリシー。こうした彼女の強さと優しさが、実写化されたマレフィセントの素顔と重なり、役にさらに深みを出しているのだろう。
監督もひと目で決めたパーフェクトなキャスティング
「なんてパーフェクトなキャスティングなんだろう!天から授かった組み合わせだ」と語るのはロバート・ストロンバーグ前監督。しかし、決してこの言葉は大げさではない。慈善活動家としても活躍し、実子と養子からなる大家族を築くアンジェリーナ・ジョリーは、マレフィセントと重なる部分があまりにも多いからだ。
トップスターでありながら慈善活動に力を注ぐ
『トゥームレイダー』(01)の撮影を終えた2000年ころから人道問題に興味を持ち始め、現在も慈善活動を続けているアンジー。世界をよりよく保ち、平和を願うその気持ちは、マレフィセントの信念と通ずる部分も多いだろう。
養子も実子も関係ない深い愛情
アンジーは慈善活動の一環で養子を迎え入れ、自身の子どもも出産した。血のつながりがない子どもに対しても平等に愛を注ぐその姿勢に、マレフィセントとオーロラ姫の関係を重ねて観る人も多いはず。
女優として数々の賞を受賞!
アクション映画で人気を博したアンジー。しかし、『17歳のカルテ』(00)でアカデミー賞助演女優賞を受賞、『チェンジリング』(08)では同主演女優賞にノミネートされるなど、ジャンルを問わない高い演技力が評価されている。
恋多き女性アンジーの、大スターブラッド・ピットとの恋
これまでに3度の結婚歴がある恋多きアンジー。共演作『Mr.&Mrs.スミス』(05)がきっかけで、過去にブラッド・ピットと結婚し、3人の子どもが生まれた。家族愛に溢れたアンジーの、次なる恋の行方は…?
文=斉藤博昭【月刊シネコンウォーカー編集部】