新世代のハンサムウーマン、ゼンデイヤ!
いま、ファッション誌の多くが“新世代のトップアイコン”と認めているのがゼンデイヤだ。ことの始まりは2015年のオスカーナイト。ヴィヴィアン・ウエストウッドのベアトップにドレッドヘアで現れた彼女のルックに対して、賛否両論はあったものの、特にその大胆なヘアスタイルはオスカーの古い価値観をぶち壊したことは確か。以来、「グレイテスト・ショーマン」のオーストラリア・プレミアではモスキーノの“バタフライ”ドレスで、2018年のオスカーナイトではジャンバティスタ ヴァリのドレープたっぷりのワンショルダーで、そして今年のエミー賞ではヴェラ・ウォンの特注ドレスで現れ、まるで『リトル・マーメイド』のアリエルみたいだと絶賛された彼女。
フォーマルだけじゃない。普段着もニューヨークのホットなカジュアル・ブランド、ピーター・ドゥのドレスとパンツのレイヤードや、パジャマ風のパンツルックで街角に立ち、頻繁にパパラッチされている。そんなゼンデイヤのワードローブは、すべてディズニー・アイドル時代から実に8年、コーデを担当している人気スタイリスト、ロウ・ローチのチョイス。希代のおしゃれ上手には影の仕掛け人あり、なのだが、それを抜群の体型とセンスで着こなすゼンデイヤ自身が、スゴいのだ。まだ23歳なのに!
文=清藤秀人【月刊シネコンウォーカー編集部】
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