ティモシー・シャラメが新境地に挑む!Netflix映画『キング』予告映像が解禁
『君の名前で僕を呼んで』(17)で第90回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、その後も『レディ・バード』(17)や『ビューティフル・ボーイ』(18)など話題作への出演が相次ぐ若手スター、ティモシー・シャラメが主演を務めるNetflix映画『キング』が11月1日(金)より全世界同時配信。このたび本作の予告映像が解禁された。
本作は戦争と混乱の時代にたくましく成長していく若き王の姿を描いた物語。未来の英国王でありながら王室の一員としての暮らしを拒み、何年もの間民衆に混じって自由気ままに生きてきた王子ハル。しかし国王である父の死後、ヘンリー5世として王位を継承した彼を待っていたのは、王室の過去のしがらみなど、これまで避けていた厳しい現実だった…。
このたび解禁された予告映像では、ティモシー演じる王子ハルがヘンリー5世として王冠を被り王族衣装に身を包む姿や、困難を乗り越えながら甲冑に身を固めてフランスとの壮大な戦争に身を投じていく姿が映しだされている。さらにハルの親友でアルコール依存症の騎士ジョンを演じたジョエル・エドガートンや、フランスの王太子役のロバート・パティンソン、ハルの妃であるキャサリン王女役を演じるリリー=ローズ・デップら豪華共演陣の姿も。
メガホンをとったのはブラッド・ピットが主演を務めた『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』(17)のデヴィッド・ミショッド監督。「ヘンリー5世を描いた作品によく見られる国家主義を誇張せず、権力や妄想、貪欲や傲慢、恐怖や家族を取り巻く困難な状況が戦争を引き起こしかねないという部分に光をあてた作品です」と、これまで幾度となく描かれてきたヘンリー5世の物語と本作との違いを語る。
一方でティモシーは本作について「これまでに参加した映画の中で最大規模の映画で素晴らしいストーリー」と語り、「僕はこれまで守られる必要のある感情的な役を演じることが多かったけど、今回はまったく違う。国を率いる王を演じるためには、ポーカーフェイスで自分自身を守る力が必要なんだ」と熱弁。新境地ともいえる役柄に挑んだティモシーが、本作でどのような演技を見せてくれているのか。期待は高まるばかりだ!
文/久保田 和馬