シュワちゃん激白!『ターミネーター』最新作のT-800は「いままでよりも人間的」
『タイタニック』(97)『アバター』(09)の世界的ヒットメーカー、ジェームズ・キャメロンが製作に復帰し、シリーズ最大のヒット作となった『ターミネーター2』(91)の正統な続編を描く『ターミネーター:ニュー・フェイト』が11月8日(金)より公開。このたびアーノルド・シュワルツェネッガーが、自身が演じるシリーズのアイコン“T-800”が愛され続ける理由について語った。
シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンの再共演に大きな注目が集まっている本作。人類の命運を握る女性ダニーと、彼女を守る謎の戦士グレース。凶悪に進化を遂げた最新型ターミネーター“REV-9”と壮絶な攻防を繰り広げる彼らの前に、かつて全人類を守るために闘ったサラ・コナーとT-800が現れる。そして人類と地球の未来をかけた戦いが再び始まることに…。
1作目では主人公サラ・コナーの命を狙う人類の敵として登場し、2作目ではサラの息子ジョン・コナーが未来で彼のプログラムを変更し、頼れるヒーローとしてカムバックしたT-800。「最初の『ターミネーター』が公開された時、T-800は悪役のトップ10とヒーローのトップ10の両方にランクインしたんだ。そんなキャラクター、ほかでは聞いたことがないよね?」と、シュワルツェネッガーはT-800の最大の魅力として“英雄と悪の両面性”を備えていることを挙げる。
イギリスの映画誌「EMPIRE」が発表する“史上最高のキャラクター100人”に選ばれるなど、いまなお根強い人気を誇るT-800。その人気は映画界だけに留まらず政治界にも影響を与えたようで、「T-800の人気は僕が州知事に選ばれる上でも強みになったんだ。『ターミネーターだから票を入れたのに、この問題を解決できないんですか?』と言われたこともあるぐらいだ(笑)」と、カリフォルニア州知事時代の思い出と共に明かした。
そして最新作のT-800について「いままでの作品よりももっと人間的になっている」と明かすシュワルツェネッガーは「初めて彼を演じた時、とても楽しかった。また演じることができて最高だった」と笑みを浮かべる。なぜ溶鉱炉に沈んだはずのT-800が生きているのか?今度は敵なのか味方なのか?いまだ謎のベールに包まれたT-800の新たな活躍を、是非とも劇場で目撃してほしい。
文/久保田 和馬