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草なぎ剛が“母”の愛を紡ぐ…衝撃作『ミッドナイトスワン』の製作が決定

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草なぎ剛が“母”の愛を紡ぐ…衝撃作『ミッドナイトスワン』の製作が決定

「任侠ヘルパー」シリーズや『台風家族』(19)など数々の作品に出演する草なぎ剛が主演を務め、『下衆の愛』(15)やNetflixオリジナルドラマ「全裸監督」でメガホンを取った内田英治が監督を手掛ける『ミッドナイトスワン』の製作が決定した。

内田監督による完全オリジナル脚本作品となる本作は、トランスジェンダーの凪沙(なぎさ)と親から愛を注がれることなく生きてきた少女の一果(いちか)を通して描く、切なくも美しいラブストーリーなっている。凪沙は故郷の広島を離れ東京の新宿で暮らしている。そんな折、凪沙は育児放棄にあっていた親戚の一果を預かることになる。理解しあえるはずもない2人だったが、母から愛を注がれずに生きてきた一果を育てるにつれ、孤独のなかで生きてきた凪沙の心に母性が芽生えはじめる。現代社会の歪みのなかで生きる凪沙は自らの“性”と葛藤するなか、一果への母性を純化させるため、ある決断をくだす。

主人公の凪沙を演じる草なぎは本作への出演に対し「いままでにない大挑戦」とコメントし、さらに「この作品は“人の愛、エネルギーにすごくあふれていて国境や性別を超える力があり、みなさんに楽しんでいただけると思います。難しい役ですが“変えられない運命”、“逃れられない運命“の悲しみ、切なさといったものは人が誰しも抱えていると思うので、それを作品のなかで表現できたら」と作品への意気込みを力強く語っている。

あわせて、内田監督は主演の草なぎについて「この難しい役を演じるのは、誰もが知っている方でないと意味がないと思っていたところ、草なぎさんが演じていただけるということで本当にうれしく思います。すでに撮影では草彅さんの素晴らしい演技に心をうたれています」と喜びのコメントを寄せており、さらに「多様化の時代における1つの愛の形として受け止めていただければ」と本作に込めた思いを語った。

各国の映画祭で高い評価を受けてきた内田監督と草なぎが本作でどんな化学反応をみせるのか。母子(おやこ)が紡ぐ命がけの愛の物語に注目せずにはいられない!

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