日本のファンにユアン・マクレガーが「元気ですか?」と呼びかけ!『ドクター・スリープ』LAプレミア

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日本のファンにユアン・マクレガーが「元気ですか?」と呼びかけ!『ドクター・スリープ』LAプレミア

『キャリー』(76)や『スタンド・バイ・ミー』(86)などの原作を執筆したホラー作家のスティーブン・キングが2013年に発表した同名小説を映画化した『ドクター・スリープ』が11月29日(金)から公開される。このたび、本作に出演した豪華キャスト陣とスタッフが集結したLAプレミアが日本時間の10月30日に開催された。

本作は、ホラー映画の金字塔『シャイニング』(80)の惨劇から40年後を舞台に、大人になった少年ダニーが体験する新たな恐怖を描きだす物語となっている。40年前の雪山のホテルの惨劇を生き残ったダニーの周りで、児童ばかりを狙った不可解な失踪事件が起きる。ある日、彼の前に特別な力でその事件を目撃したため、狂信的集団に命を狙われる少女のアブラが現れる。ダニーとアブラは事件の謎を追っていくうちに、あの惨劇が起こった『シャイニング』のホテルにたどり着く…。

「2019年最高の映画」、「『ショーシャンクの空に』(94)以来最高のスティーヴン・キング映画」などすでに全米の映画評論家たちから絶賛の声が届いている本作のプレミア上映が10月30日に、カリフォルニア州はロサンゼルスにあるLAレジェンシー・シアターで行われた。

プレミアには、ダニー役を演じたユアン・マクレガーはもちろん、少女アブラ役に大抜擢されたカイリー・カラン、レベッカ・ファーガソンなど豪華キャストが登壇。さらに、本作を手掛けたマイク・フラナガン監督やプロデューサーなど、製作陣の面々も駆け付けた。

登場したマクレガーは、取材陣に撮影時のエピソードについて尋ねられると「カイリーという素敵な女優さんがアブラをやってるんだけど、最初に出会ったシーンのセリフが長くてね。それまでは頭のなかでの文通のようにコミュニケーション取ってたんだけど、最初に出会うシーンですごく長いセリフがあった。でもカイリーとの最初のシーンだったから楽しみだったよ。最高だった」とカイリーと息の合った演技ができたことを語り、さらに日本のファンに向けて「日本の皆さん、こんにちは。元気ですか?」と笑顔で呼びかけた。

また、本作の謎を解き明かす鍵を握るアブラ役に大抜擢されたカイリーは、初の大作映画出演となる本作を「ストーリーがすごくハラハラドキドキでね、キャラクターもすごく入り組んでるの。本当におもしろいから!」と大絶賛。日本に行ったことは、という質問を受けると、「こんにちは。私はカイリーです。はじめまして。どうぞよろしく」と日本語を披露し、日本語を勉強していることを明かした。

あわせて、謎の集団の美女を演じたレベッカは、取材に対し「この映画はとにかくやりたいと思ったの。私の大好きな作家によって書かれた本をもとにしているし、監督とはすっかりお友だちだし、リスペクトしている。製作スタッフもとにかく素晴らしいのよ。それと、悪役を演じるのって悪くないわ、特に深みがあるし」と初めてのヴィラン役を楽しんだことを明かし、日本のファンに向けては「ぜひ映画を観て楽しんでください!」とコメントした。そして、フラナガン監督は日本の『シャイニング』ファンとスティーヴン・キングファンに向けて「皆さん、スタンリー・キューブリックの『シャイニング』やスティーヴン・キングを応援してくれてありがとうございます。この映画を作れたことは私の人生で本当に光栄なことです。私のようにシャイニングのファンであれば、私のようにこの映画を楽しんでほしいと思っています。ありがとう」とメッセージを寄せた。

世界中の映画ファンが公開をいまかいまかと待ちわびる本作。豪華キャスト陣とスタッフで贈る、めくるめく恐怖の世界を見届けることがますます楽しみになった!

文/編集部

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