靴かみかみ、肉むしゃむしゃ、顔べろんべろん…!やりたい放題の犬が愛くるしすぎる
『僕のワンダフル・ライフ』シリーズの原作・脚本で知られるW・ブルース・キャメロンの小説を映画化した『ベラのワンダフル・ホーム』(公開中)。ひょんなことから迷子になってしまった飼い犬が、遠く離れた家に帰るまでの大冒険を描く本作には、とにかく愛くるしい犬の姿が満載だ。
野良の子犬だったところを退役軍人病院で働く学生のルーカスに保護され、そのまま彼の家の犬となったベラ。幸せな毎日を送っていたのだが、ある事件をきっかけに600キロも離れた土地で迷子になってしまい、家を目指してさまざまな困難が待ち受ける旅路を進むことに…というのが本作のストーリーだ。
とにかくやんちゃガールのベラは、窓の外にリスを発見すれば、興奮して網戸もろともぶち破る。またルーカスに「靴を噛むな」と言われれば言われるほど噛み倒していくなど、とにかく無邪気でやりたい放題!
食い意地もすさまじく、米粒ほどのチーズのかけらをねだるのも全力!はるか彼方の自宅を目指す道中でお腹がすいて、BBQをしている家族から肉を盗む場面では、どこか申し訳なさそうな顔をしたくせに特大サイズの肉を盗むちゃっかりもの。
さらにコミュニケーション能力もすさまじい。ルーカスとの出会いでは初対面のくせに顔面をベロンベロンと舐めまわし、大胆な距離感のつめ方を見せる。さらには野生のピューマとも仲良くなり、狼に襲われそうになったところを助けてもらうファインプレーもこなしながら、愛嬌を武器に過酷な旅路をサバイブしていくのだ。
“ザッツ犬!”といったかわいいところを詰め込みまくり、愛犬家はチェック必至の本作。ちょっぴりおバカなベラのスクリーンでの活躍には、癒されちゃうこと間違いなしだ!
文/トライワークス
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