『生理ちゃん』海外進出決定に、二階堂ふみらも笑顔!生理ちゃんや童貞くんも登場
映画『生理ちゃん』の公開記念イベントが、11月9日にユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で開催。二階堂ふみ、伊藤沙莉、松風理咲、須藤蓮、品田俊介監督、生理ちゃんが舞台挨拶に登壇した。二階堂は観客席を観て「タイトルが『生理ちゃん』ということですが、女性も男性も半々くらい来ていただけてとてもうれしく思います」と笑顔で挨拶をした。
生理をポップに擬人化して話題を呼び、第23回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した小山健の人気コミックを映画化した本作。劇中では、大小様々な“生理ちゃん”が現れる。
生理について世間の捉え方も変わってきた昨今だが、二階堂も「生理という女性が生きていくなかで向き合っていくようなものを、男性の作者が描いて、男性の監督とプロデューサーが映画を作ったというところがまずひとつ新しいことなんじゃないかなと思います」とコメント。
伊藤は「自分のなかではそこまで、禁句的なことではなかったんですが、周りの人が『今日はこういう日だからきついかも』と言った時、男性の反応は昔と比べたら違うのかなと」と、近年の生理事情について述べた。
松風も「今回、『生理ちゃん』という作品に関わらせていただき、高校時代の同級生から『おもしろそう。観てみたい!』という感想がすごく届いたのでうれしかったです」と言うと、須藤も「僕は体験することができないことだからこそ、こういう映画で、向き合う機会をいただいたことが貴重な経験でした」と力強く語った。
本日、『生理ちゃん』が中国、台湾、香港、マカオ、タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマーの8つの国と地域で海外配給が決まり、公開予定だということも報告された。品川監督は「性別に関係なく、生理を知るきっかけになってもらえればいいなと思っています」と締めくくった。最後に童貞くんも登場し、笑顔でフォトセッションを行った。
取材・文/山崎 伸子