鷺巣詩郎の楽曲にあわせ高畑充希と山崎賢人がヲタクの恋心を歌う!『ヲタクに恋は難しい』予告到着
●鷺巣詩郎(音楽家)
「高畑充希さんに“こうしてください”と言うと、すべてが剛速球で返ってきます。その昔、まだ“ヲタク”なんていう言葉がない時代から、僕はミュージカルの“ファナティック(狂信者)”でした。ですから充希さんのようなプロフェッショナルとともに、自分が狂信するほど大好きなミュージカルができた幸せを、今まさに実感しています。彼女の素晴らしいパフォーマンスに自分の楽曲をどう対応させていくか、というのもまた僕自身のポテンシャルになりました。ものすごくやりがいがあって、作曲家冥利につきる仕事でした。山崎賢人さんは、スポンジが水を吸収するように音楽的なことをその場でどんどん吸収しました。こんな上達が目に見えて早い男性ボーカリストにはじめて出会いました。とてつもない才能です。レコーディングは短い期間でしたが、彼が成し遂げた進化は、彼のミュージカル俳優としての可能性を別次元まで高めたことは間違いありません。心の底から彼を賞賛します!僕は、自分の曲は自分の子どもだと思ってますから、福田雄一監督の家に娘を嫁がせるような感覚です(笑)2018年の夏、この映画の話を初対面の監督に聞いたときから、頭の中で音楽が鳴りはじめて止みませんでした。まずは“なりきって歌う!”ことが、当たり前ですがミュージカルの本質。いつでも出演者全員とことん楽しくレコーディングできたことが、なによりこの作品のいちばん大きな魅力になっているはずです」
●高畑充希(桃瀬成海役)
「レコーディングはとても難しかったですが、楽しくてあっという間でした。キャッチ―な曲ばかりだったので、家に帰ってからも、なにかしながらつい口ずさんでしまっていたり。山崎さんは、ご本人の撮影が無い日なのに現場に来てくれたことがあって、カットのたびに“いけるよ!”って励ましてくれて。夜の撮影で大変なシーンだったのですが、そのおかげで乗り切ることができました。彼がはじめてお芝居で歌を歌う現場に立ち会えたこともとてもラッキーだなと思いましたし、見た目だけでなく、歌声もすごくイケボです(笑)。楽しみにしていてください!鷺巣さんとのレコーディングは、ピタッとはまるアドバイスをスパッと言って下さるので、とても分かりやすく、楽しすぎて夢のような時間でした。めったにない素敵な機会だったので、噛み締めるようにレコーディングしていたのですが、いつの間にか鷺巣さんのチャーミングなお人柄に飲み込まれ(笑)、ただただ楽しい時間になりました」
●山崎賢人(二藤宏嵩)
「僕はミュージカルがはじめてだったので、一から教えていただきながらやらせてもらいました。でも、すごく楽しい歌ばかりで歌っていて楽しかったです。充希ちゃんが上手すぎるので、足を引っ張らないように頑張っていました。充希ちゃんが1人で海のそばを歌いながら歩くシーンを見学させてもらったのですが、歌声がすごくて“さすがだな”と思いました。鷺巣さんの演出は、歌い方もそうですが、“こういう感情で、こういうノリで”というのを、キチンと言って下さるので、鷺巣さんに言われたことを“やってみよう”と思ってやっていたら、いい感じになりました」
※山崎賢人の「崎」は立つ崎が正式表記
文/編集部