ティモシー・シャラメはファッションでも攻めまくり!
ここ数年のレッドカーペットで一番とがったファッションで話題騒然なのが、ご存知ティモシー・シャラメ。今年のゴールデン・グローブ賞授賞式に黒いハーネスを上半身に引っ掛けて登場し、口うるさいファッション・ポリスを黙らせたのは記憶に新しい。
さらに、夏のヴェネチア国際映画祭ではシルクのインナーに同じくシルクのベルトを巻いて、秋の釜山映画祭ではグレーの上下にピンクのシルクベルトをチラッとのぞかせて艶やかに登壇。ティミーを一躍若きファッション・リーダーに育て上げのは、『君の名前で僕を呼んで』(17)のキャンペーン以来、ほとんどの衣装を提供しているコロンビア系フランス人デザイナーのハイダー・アッカーマンだ。
実は、去年のオスカーナイトで注目された全身白のスーツは、ベルルッティの専任デザイナー時代にアッカーマンがティミーに捧げた逸品。2人の関係がいかに親密かは、ヴェネチアで一緒に水上タクシーに乗った時、自分がデザインしたハイカラーのジャケットを着たティミーを写真に撮ったアッカーマンが、“beloved TIMO BRO(愛する兄弟ティモ)”とタイトルをつけてインスタにアップしたことでもよくわかる。最強のコンビは黒タキシードにタイというメンズフォーマルの常識を打ち破って、ジェンダーフリー時代を疾走する。
文=清藤秀人【月刊シネコンウォーカー編集部】
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