加山雄三、新作『ジュマンジ』で82歳にして声優初挑戦「幸せだなあ」
アクションアドベンチャー超大作『ジュマンジ/ネクスト・レベル』(12月13日公開)の声優発表&緊急会見が、12月4日に新宿のパークタワーホールで開催。本作の日本語吹替版で、加山雄三が82歳にして声優に初チャレンジしたことが発表され、共に声優を務めるファーストサマーウイカと一緒に登壇した。加山は本日イベントに立ったことについて「どうしていいかわからないな」と言いつつ「幸せだなあ」と若大将の名台詞を言って会場を沸かせた。
11月8日に軽い脳梗塞を発症した加山は「ついこの間退院しましたが、どこも悪くなくてビックリしました。よく調べてみたら、なんの影響もなかった。でも、入院して初めて健康のありがたさを知り、今後は食べ物などを気をつけようかと」と元気そうに語った。
本作は、ゲームの世界に吸い込まれた若者たちが、現実世界に戻るためにサバイバルするアクション映画の続編。加山は、主人公たちと共に 、ゲームに吸い込まれる(現実世界の)おじいちゃん、マイロ・ウォーカー(ダニー・グローヴァー)役を、ファーストサマーウイカは、新キャラクターのミン・フリートフット(オークワフィナ)役の声を当てた。
ゲーマーである加山は、前作『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(18)のイベントにも参加していた。加山は「今回の映画も楽しみにしていましたが、まさか吹替えをやらされるとは思わなかったので、できるかなと相当悩んだんです。でも、この作品に非常に興味を持っていて、ぜひやらせてもらいたいと思いました。82歳ですから、相当な後期高齢者になって、本当のじいさん役をやらせていただいた」と笑顔を見せた。
ファーストサマーウイカも本作で声優に初挑戦となったが、加山と対面できて感激しきりだ。「声優初挑戦という場で、まさか加山さんとご一緒させていただくなんて、至極光栄です。加山さんは多彩な方で、1人のエンターテイナーとして尊敬できる方。昭和、平成、令和の三時代にわたっての若大将なので、私は令和の若女将を目指そうかなと」と気合十分に語った。
取材・文/山崎 伸子