「今、大事な絆が描かれています」宮城県出身の山寺宏一、千葉雄大が声優で初共演
イースター島とハリウッドを舞台にうさぎの大冒険と友情を描いたアニメ『イースターラビットのキャンディ工場』(8月19日公開)のボイスキャスト発表会見が4月18日、ミディアルタスタジオ 富ヶ谷で行われ、声優を務める山寺宏一、千葉雄大が出席した。
今回、初共演となったふたりは、偶然にも同じ宮城県出身。千葉の印象を聞かれた山寺は「同郷にこんなイケメンがいるとは思っていませんでした(笑)。僕は千葉くんの両親より一つ年上なので、もう親子みたいなものですね」と年の差に苦笑い。今作が声優初挑戦となった千葉は、「同郷の山寺さんという大先輩に色々と教えてもらいながら頑張りたいと思います」と意気込み、そんな千葉を見た山寺は、「千葉くんは声優初挑戦ですが、全くなまってないんですよね。僕がこのくらいの時はものすごくなまっていました(笑)」と関心していた。
自身の役柄について、山寺は「イースターで重要な役割を果たすキャンディを配るウサギの役です。ペラペラしゃべるのでびっくりされます!」と山寺ならではの役柄を感じさせた。フレッド(人間)の声を務める千葉は「定職につかず、家にいづらくなってしまった青年なのですが、ひょんなことからイービーと出会って、物語が進展していきます。僕にも思春期の葛藤があって、自分のためを思って言ってくれる言葉を素直に受け入れられず反省したりしました」と、役柄と自分自身を重ね、感慨深い表情をのぞかせた。
独特な愛らしいキャラクターの魅力と興奮と感動のストーリーが魅力の本作について、山寺は「家族の愛、友情、そしてエンターテイメントとしても素晴らしい。日本は今、大変な時期ですが、本作は元気と勇気を与えてくれると思います。ファンタジーとしても楽しめるし、なによりも今、大事な絆が描かれています」と、本作に込められたメッセージを伝えた。【Movie Walker】