令和初の仮面ライダー劇場版がついに完成!“ゼロワン”の高橋「歴代ライダーの方々の想いをすべて受けとりました!」
令和初の仮面ライダー「仮面ライダーゼロワン」と、平成最後の仮面ライダー「仮面ライダージオウ」がクロスオーバーする令和仮面ライダーシリーズ劇場版第1作『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』(12月21日公開)の完成披露イベントが16日、丸の内TOEIで開催。主演の高橋文哉と奥野壮をはじめ、映画ゲストの生駒里奈と和田聰宏のほか、ゼロワン&ジオウのメインキャスト総勢9名が勢ぞろいした。
ある日目が覚めると、人工知能搭載ロボ“ヒューマギア”によって支配された世界にいた仮面ライダーゼロワンこと飛電或人。ヒューマギアによる人間虐殺が激化するなか、自らが仮面ライダージオウである記憶を失くした常磐ソウゴたちが現れ、元の世界を取り戻すべく共に12年前の過去へタイムトラベル。そこで或人は、仮面ライダー1型としてヒューマギアを守るために戦う父の其雄と出会う…。
イベントには、今年9月から放送がスタートした令和初の仮面ライダー「仮面ライダーゼロワン」から高橋文哉、岡田龍太郎、鶴嶋乃愛、井桁弘恵、また平成最後の仮面ライダーとして話題を呼んだ「仮面ライダージオウ」から奥野壮、押田岳、大幡しえり、そして映画ゲストとして全てのライダーの力を奪おうとゼロワンの歴史に介入したタイムジャッカーのフィーニス役の生駒里奈と、飛電インテリジェンス社長の座を奪い人間の世界を支配するヒューマギア、ウィル役の和田聰宏が登壇した。
公開を目前に控え遂に完成した本作に、主演となる仮面ライダーゼロワン役の高橋も「ワクワクした気持ちでいっぱい」と感無量の表情。「仮面ライダーゼロワン」チームとの共演に、先輩となる仮面ライダージオウ役の奥野は「僕は、(高橋)文哉君と(イズ役の鶴崎)乃愛ちゃんとしか共演がなかったんですけど、現場に向きあう姿が、誠実に向き合われていてお芝居好きなんだろうなと、ちょっと見守らせていただく立場というか、楽しませていただきました。一緒に作品作れてよかったなと」と振り返った。いっぽう、高橋も「仮面ライダージオウ」チームとの共演を振り返り「仮面ライダーを1年間やられてきた貫録をすごい現場で感じて、すごいなと。そして1年後に僕たちがジオウチームの方たちのような雰囲気や貫録を出せる可能性が今僕らにはあるんだな、そのスタート地点に立たせてもらっているんだなと実感できた」と明かしつつ、「奥野さんからご飯を誘ってくださって」と告白。お芝居やプライベートの話をしたと言い、奥野も「しっかり先輩風吹かせていました(笑)」と笑顔で明かした。
また高橋は、先輩ジオウチームの変身シーンに「こんな一発でそろうものなんだ」と感激したと言い、「打合せとかもなく、『変身!』のセリフが合った時は鳥肌が立った」と明かすと、奥野が「僕以外の2人が僕に合わせてくれているので、なんとも言えないです」と笑いを誘う場面も。
また今回映画ゲストとして登場する、大の仮面ライダーファンというフィーニス役の生駒は「オファーがきて純粋に嬉しくて。私の地元の先輩が『仮面ライダーオーズ』の渡部秀さんなので、仮面ライダーが昔から好きで、芸能界に入っていつかそんな先輩みたいになりたいと思っていたので、叶ったんだなとちょっと鼻血が出そうになりました(笑)。友達と中学生の時に変身ごっこもやっていたので」と笑顔で吐露。
同じく本作ゲストとしてアナザーゼロワン役を演じた和田も、「僕は『仮面ライダーBLACK』の世代。僕は見る側だと思っていたので、正直嘘じゃないかと。僕一人だけ40代で、仮面ライダーって若い世代がやるものだと思っていましたが今回変身ポーズもやりますので、お楽しみに」と自身の見どころもアピールした。
さらに和田は、共演した高橋について「とても気を遣える方。18でこんなに気がきいたら、この先芸能界どうやって生きていくんだろうと心配したくらい」と絶賛。それを受けて高橋は「足を引っ張らないようにと考えていたので、わざと気を遣おうと思っていたわけじゃないです」と謙遜。
また本作をつい先ほど観たという奥野は、見どころについて「これどうやって撮っているんだろうという変態カメラワーク(笑)。鳥肌が立つようなかっこいいカメラワーク」だとアピール。またジオウチームの押田は、「スタッフキャストが、すごくこだわって作っている作品。仮面ライダーという作品が令和になって、新しい1歩を踏み出したんだなと。またジオウ組としては、(奥野)壮を見て欲しいんです!1年前にビルトの方たちと出演した作品を観て、1年後こんな先輩に慣れてるのかなと。でもこの作品で壮が先輩になれていた。泣けてきてしまって…かっこいい男いになっていた」と熱い想いを吐露。
奥野も「ジオウとして平成最後のライダーとして、本作でやっとこの作品でひとくぎりつくのかなと思うと同時に、約1年戦ってきて、いくつもの試練を乗り越えてきた強いソウゴが、1年間応援してきて下さった皆さんに見ていただけるのかなと」と本作への大きな自信をみせた。高橋も「ジオウチームと共演して、改めて歴代ライダーに関わってきた方々の想いをすべて受けとりました!令和最初の仮面ライダーゼロワンとして、自信をもってお届けできる作品をスタッフキャストで心を込めて作りました。ぜひ劇場でお待ちしております!」と笑顔で想いを届けた。
取材・文/富塚 沙羅