『ラストレター』完成披露に登壇!松たか子が恋してやまないのは「昼寝」、森七菜は「広瀬すず」と即答!

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『ラストレター』完成披露に登壇!松たか子が恋してやまないのは「昼寝」、森七菜は「広瀬すず」と即答!

『Love Letter』(95)の岩井俊二監督最新作『ラストレター』(1月17日公開)の完成披露試写会が、12月19日にイイノホールで開催され、松たか子、広瀬すず、森七菜、岩井俊二監督が舞台挨拶に登壇した。宮城県でロケをした本作について松は「美しい風景のなかで、開放感がありつつ、幸せでラッキーな現場だった気がします」と感想を述べた。

『四月物語』(98)以来、約20年ぶりに岩井監督の映画で主演を務めた松は「岩井さんにしかご本人の考えていることはわからないから、みんなが必死で岩井さんのイメージに追いついていく、一生懸命やってみせるという現場でした」と撮影を振り返った。

岩井監督は本作と『Love Letter』の関係性について「手紙の話ということで『Love Letter』を作りましたが、また別の手紙の話を無関係に作るよりは、似ているところは似せちゃって、逆に違いを見てもらおうかなと。姉妹編という感じもあったかもしれない。庵野秀明監督の『エヴァンゲリオン』で言うと、『新ヱヴァ』みたいな感じもあったかな」と語った。

また、時を超えて忘れられない初恋について描く本作にちなみ「ずっと恋しているもの」について問われた女優陣。

森は「広瀬すずさん」と即答し「このお仕事を始める前からずっと好きなんです。でも、好きな気持ちを画面に映してはいけないと思ったので、撮影の最後まで言わないでおこうと思い、終わってから手紙を書いたんです。『実は好きだったんです』と言ったら、『知ってたよ』と言われました」とはにかむ。

広瀬は「マネージャーさんの情報で、途中で知ってしまって。お互いに人見知りで、よけいにしゃべれなくなっちゃって」と苦笑いしたあと「すごくきれいな字でお手紙をいただき、うれしかったです」と笑顔を見せた。

続いて広瀬が「洋服が大好きで、洋服を見ているだけで幸せになる。お仕事で、毎日、今日はなにを着られるのかなと思って、楽しくなります」とコメント。松は少し考えたあとで「昼寝」と答え「昼間に余裕ができて、うとうとして、短くても深く眠れた時、このうえない幸せを感じます」と言って、会場を笑いに包んだ。

『ラストレター』は、手紙の行き違いから始まった2つの世代の男女の恋愛模様と、それぞれの心の再生と成長を描く人間ドラマ。松たか子をはじめ、福山雅治、広瀬すず、神木隆之介といった豪華キャストが出演。また、広瀬と共に一人二役を演じた森七菜が、主題歌を担当し、歌手デビューを果たした。

取材・文/山崎 伸子

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