ベネディクト・カンバーバッチが“世紀の発明王”トーマス・エジソンに!『エジソンズ・ゲーム』2020年公開決定

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ベネディクト・カンバーバッチが“世紀の発明王”トーマス・エジソンに!『エジソンズ・ゲーム』2020年公開決定

世紀の発明王トーマス・エジソンとカリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスの壮絶なビジネスバトルを描いた映画『The Current War』(原題)が、『エジソンズ・ゲーム』の邦題で2020年4月に公開されることが決定。あわせて日本版ポスターが解禁された。

アメリカ初の電力送電システムを巡る、エジソンとライバルたちの“電流戦争”を描いた本作。莫大なお金が動く特許の争奪戦や名誉をかけた裁判、その影で横行するスキャンダラスなネガティブキャンペーンと裏取引など、“頭脳でトップに立つクリエイター”であるエジソンと“戦略で支配を広げるカリスマ実業家”のジョージ・ウェスティングハウスの、息もつかせぬ闘いの全貌が明らかとなる。

天才発明家エジソンを演じるのは、『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』(15)で、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされるなど人気実力派俳優のベネディクト・カンバーバッチ。世界的偉人のイメージを180度覆し、ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」を彷彿とさせる奇才のダークヒーローを怪演している。対するライバルのウェスティングハウスには、『シェイプ・オブ・ウォーター』(18)のマイケル・シャノン。さらに二人の対決の鍵を握る若き天才科学者テスラに『女王陛下のお気に入り』(19)のニコラス・ホルト、またエジソンを支える助手を「スパイダーマン」シリーズのトム・ホランドが演じ、巨匠マーティン・スコセッシが製作総指揮を務める。

このたび解禁された日本版ポスターは、天才エジソンと宿敵ウェスティングハウスの真剣な眼差しが印象的ながらも、「天才発明家 VS カリスマ実業家」のコピーそのままに激しいバトルを予感させるビジュアルに。男たちのプライドと野望が垣間見え、二人の間にほとばしる火花のような電流が「未来を照らすのは、誰だ。」と“電流戦争”の行方を問いかけている。

ワインスタイン・カンパニーの作品として2017年に全米公開を予定していたものの、共同創業者のハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ疑惑が発覚し公開延期を余儀なくされた本作。その後マーティン・スコセッシの助力のもと、新たな配給会社によりついに今年の10月に全米公開が実現したばかり。二年越しの公開がかなった豪華キャスト、スタッフによる渾身の一作に期待が高まる。

文/富塚 沙羅

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