レニー・ゼルウィガーの渾身の歌声が響き渡る…!『ジュディ 虹の彼方に』日本版予告映像が完成
「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズのレニー・ゼルウィガーが伝説のミュージカル女優ジュディ・ガーランドを演じ、第77回ゴールデン・グローブ賞や全米映画俳優組合賞にノミネートされるなど、来年のアカデミー賞に向けた主演女優賞レースを快走中の『ジュディ 虹の彼方に』(2020年3月6日公開)。このたび本作の日本版予告映像が解禁された。
ハリウッド黄金期を象徴する不朽の名作『オズの魔法使い』(39)で主人公のドロシー役を演じ、17歳にして一躍スターダムを駆け上がったジュディ・ガーランド。本作では、波乱万丈の人生と圧倒的なステージパフォーマンスでその名を轟かせた彼女が47歳の若さでこの世を去る半年前、1968年の冬に行われたロンドン公演の日々が鮮烈に描きだされていく。
このたび解禁された日本版予告映像では、借金を抱え住む家もなくなったジュディがロンドンでのショーを提案され、弱音を吐きながらもステージ上では超一流のエンターテイナーとして観客を沸かせる様子が映しだされる。その一方で、愛する子どもたちと離れ離れになり疲労が溜まっていくジュディ。そして彼女はついに、ステージの上で倒れ込んでしまう…。
すべてを失いつつあるジュディが、ふたたび輝くために立つステージで歌い上げる名曲「オーバー・ザ・レインボー」。それまで彼女が見てきた希望と絶望や、全身で味わった歓喜と痛みなど様々な想いが込められた圧巻の歌声に、きっと誰もが涙することになるだろう。また、自身もジュディの大ファンだというレニーが1年以上のトレーニングを積んで完璧に体現した熱の入った演技もまさに必見。
『ザ・エージェント』(96)で脚光を浴び『ブリジット・ジョーンズの日記』(01)と『シカゴ』(02)で賞レースを席巻。そして翌年『コールド・マウンテン』(03)で第76回アカデミー賞助演女優賞を受賞し名実共にスター俳優の仲間入りを果たしたものの、その後低迷が続き第一線から退いていたレニー。ジュディさながらの波乱の女優人生を歩んできた彼女が、本作でふたたびハリウッドの頂点に華々しく返り咲くことができるのか。年明けに発表される各映画賞の動向からも目が離せなくなりそうだ。
文/久保田 和馬