『僕等がいた』の主演は生田斗真&吉高由里子! 高岡蒼甫と本仮屋ユイカも出演
小畑友紀原作の人気コミック「僕等がいた」を生田斗真&吉高由里子のW主演で映画化、2012年春に東宝、アスミック・エースで共同配給することが決まった。
原作は、2002年に連載が開始されて以来、現在まで少女漫画としては驚異の累計発行部数1000万部を突破し、また第50回小学館漫画賞(少女向け部門)を受賞したベストセラーコミックスだ。釧路・札幌・東京を舞台に、純粋にして繊細な主人公・矢野と七美の10年以上にわたるラブストーリーの回想録を、恋愛映画としては異例の前後編で製作、連続公開という配給形式をとる。
クラスの大半の女子が好きになってしまうような人気者でありながら、心に大きな影を持つ矢野元晴を演じる生田斗真は役柄について、「格好良く、それでいてとても人間的な矢野というキャラクターを自分が演じさせてもらうことに恐縮していますが、精一杯、矢野という人物に息を吹き込みたいと思っています」と話し、現在26歳となるが、「学生服を着るのはこれが最後になるかもしれないので(笑)、甘酸っぱいスクールライフを思い切り満喫したいと思います」と撮影を心待ちにしている。吉高由里子は、矢野に惹かれ、彼が抱える影を受け入れて、どのような状況になろうとも一途に思い続ける高橋七美を演じる。漫画原作のラブストーリー初挑戦となる吉高は、「今日に至るまで、たくさんの方が読んで、胸が高鳴ったり、焦がされたり、愛されてきた素敵な漫画だと思います。そして、これからも残る作品として、原作ファンの方を裏切らないように、恥ずかしくないように、気持ちをかばう照れをなくして尽力したいです」と、意気込みを見せた。
また、矢野の幼なじみで大親友であり、ふたりを見守り続けながらも、七美に思いを寄せてしまう、竹内匡史役には高岡蒼甫が、どこか他人を寄せつけないオーラをまとい、矢野が持つ心の影の真の理由を知る七美の同級生、山本有里役に本仮屋ユイカがキャスティング。人気コミックの映画化に、高岡は「大勢の方に喜んでもらえる作品になるように、自分自身、役に向き合っていきたいと思います」とコメントを寄せた。原作を読み進めるうちに矢野元晴に惹かれたと明かした本仮屋は、「不器用でも一生懸命に思いを貫こうとする登場人物たちに共感し、その中の一人として演技できることを光栄に思います」と出演を喜んでいる。
監督は『ソラニン』(10)の三木孝浩が、脚本は『クローズド・ノート』(07)の吉田智子がそれぞれ務め、眩いばかりの初恋の記憶が織りなす光の前編と、その光が浮き彫りにする影が彼らに幾多の試練を与える後編を描く。生田&吉高が初共演を果たす本作は、5月から本編撮影を開始し、原作の舞台となる釧路のロケ撮影も決定、2012年春の公開を目指す。【Movie Walker】