全日本プロレスが『犬鳴村』で映画界に参戦!宮原健斗は俳優デビューへ猛アピール
「呪怨」シリーズを手掛けた清水崇監督が、ネット上で様々な言説が飛び交う実在の心霊スポット“犬鳴村”を描いた最新作『犬鳴村』(2月7日公開)。このたび本作に、最強の男たちが集う全日本プロレスが製作委員会の一員として参加することが決定。8日に都内で取材会見イベントが開催され、全日本プロレスの人気選手らが登壇した。
福岡市内からそう遠く離れていない場所にあるとされながら地図上に痕跡が残っておらず、「旧犬鳴トンネルの先にある」ことだけがわかっている“犬鳴村”。本作は、臨床心理士の森田奏の周りで奇妙な出来事が次々と起こることから幕を開ける。奇妙なわらべ歌を歌う女性、行方不明になった兄弟、そして繰り返される不可解な変死。その真相を突き止めるために奏は犬鳴トンネルへ向かうのだが、その先に踏み込んではいけない驚愕の真相が待ち受けていた…。
全日本プロレスの長い歴史の中で、初めて映画界に参戦するという今回の試みを記念し、会見場に登場したのはプロレス界一最強&最高の男・宮原健斗をはじめ、正体不明のマスクマン・ブラックめんそ〜れ、恐れなしの令和風若手トリオの大森北斗、青柳亮生、田村男児、そして全日本プロレス代表取締役社長・福田剛紀の計6名。会見前に作品を鑑賞した彼らは、感想や映画界初参戦への熱い想いを語った。
偶然にも犬鳴村があるとされる犬鳴峠のすぐそばに実家があるという宮原は「この映画を観るために友だち2人にリサーチしたんです。1人は『犬鳴村はある!俺は斧で追いかけられた』と言っていて、もう1人は『架空の村だから映画になったんだ』と言うんです。地元の人たちからしてもこの犬鳴峠はリアルとファンタジーが入り混じった場所。僕も観ていて脇汗ビッチョリになりました(笑)」と地元民ならではのコメント。
またブラックめんそ〜れは「完敗でした」と白旗を上げ、若手トリオの1人である大森は「生まれて初めてホラー映画を観たんですがめちゃくちゃ怖かったです。これを機にホラー映画にハマりそうです!」と大興奮。さらに青柳も「これを観たら、やっぱり心霊スポットは行けないなと思いました」と述べ、田村も「こんな見た目ですが、怖いものは怖いです(笑)」と、全員が本作のあまりの恐ろしさに慄いている様子を浮かべていた。
そんな中、福田は映画界への初参戦について「東映さんからお話をお聞きし、うちのエース宮原の地元ですので絶対にやりたいと思い、製作委員会にお名前を上げていただきました。普段は四角いリングの上で戦っていますが、この四角いスクリーンの恐怖心と戦わなければ真の男ではないと思っております」とコメント。そして「2月頭に本作のイベントを予定しているそうなので、そこでプロレスを絡めた企画が出来たらと考えております。あと主演の三吉さんに試合に来ていただいて、リングに上がっていただけると嬉しいです」と今後の展開について語る。
さらに「今回の出資を機に、選手を主演にした映画を作ったりしますか?」という質問に対しては「なにかしらギャップが楽しめるような、一般の方にも楽しめるような映画を作ってみたいです」と意欲充分。それを受けて宮原は「2020年は俳優デビューを考えているので、是非使ってください!」と、同席した東映のプロデューサーにアピールしていた。
文/久保田 和馬